今シーズンにラ・リーガを制したレアル・マドリーにあって、完全に孤立状態になりつつあるのが、ウェールズ代表FWのガレス・ベイルだ。

 ラ・リーガでは16試合で2ゴールに終わり、とりわけコロナ中断明けにジネディーヌ・ジダン監督から与えられた出場機会は、わずか2度だけ。チームが“宿敵”バルセロナとのデッドヒートを繰り広げていたシーズン終盤には、試合中にスタンドで居眠りするような仕草を見せ、メディアやファンの反感を買った。

 完全に蚊帳の外に置かれた感のあるベイルを、チームメイトたちはどう見ているのか? マドリーの中心選手であるトニ・クロースは、ドイツのポッドキャスト『Lauschangriff』で、次のように話している。

「今の彼の状況は、誰にとっても満足のいくものではない。彼は少しだけプレーするために連れて来られたわけではないからね」
 
 さらにクロースは、昨夏にベイルが中国スーパーリーグの江蘇蘇寧への移籍に近づいていたことにも言及している。

「本当は昨夏に退団したがっていたと思う。クラブもそれに同意していたけれど、その後にクラブ側が考えを変えたんだ。彼はまだそのことに怒っているのかは分からない。でも、難しい問題だというのが真実だ」

 チームの主軸のひとりであるドイツ代表MFは、批判を浴びているベイルの振る舞いにつてもコメントしている。

「彼の振る舞いは見た目ほど悪いものじゃないよ。チームには何も問題がないし、僕らはそれほど重要視していない。ベイルもこの6年でクラブが多くを勝ちとることに貢献してきたし、日常的に僕らに問題をもたらしているわけではない。僕らは、彼がマドリーにもたらしたことに敬意を払っているよ」

 完全にネガティブなイメージがついてしまったベイルだが、チームメイトは周囲が騒ぎ立てるほど悪くは見ていないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部