CKからの失点が続いている。直近2試合、6節・湘南戦(●0-1)でも、7節・FC東京戦(△2-2)でも、3つの失点はすべてCKから。もっと言えば、2節・川崎戦(●1-2)、5節・横浜戦(〇4-2)ではいずれもショートコーナーを起点にゴールを割られ、4節・浦和戦(●0-1)では自陣ゴール前の相手のFKから失点した。

 セットプレーの守備は喫緊の課題。7月30日のオンライン取材に応じたザーゴ監督も、元CBとしての自身の現役時代を踏まえながら次のように語る。

「セットプレーの練習は毎週やっていますし、継続してやっていくつもりです。(失点は)試合中に選手たちの集中力が少し緩んでしまったり、欠けてしまったのが原因だと思います。そうはっきり言えるのも、私自身、選手時代にセットプレーからの失点を経験しているからです。継続して練習していくので良くなっていくとは思いますが、うちみたいにしっかりと練習しているチームが、ここ3試合、4試合で複数の失点をしているので、改善する必要があります」

 とりわけCK対策は急ぎたい。CK時の基本的な守り方は、ゾーンとマンツーマンの併用だ。それぞれの役割について、ザーゴ監督は「ゾーンで守っている選手は、ボールにアタックするのが大事になってきますし、マンツーマンで守っている選手は、自分がマークにつく選手に仕事をさせないということを徹底しなければいけない」と話す。前半の終了間際に、立て続けにCKから2失点したFC東京戦については「ロッカールームでは『ブロック! ブロック!』という言葉もありましたが、思うようにできていなくて、マンツーマンの部分で剥がされてしまったのが正直なところです」と振り返る。
 
 走り込んでくる相手に対して、ゾーンで守る選手が対応し切れていないように見えたが、ザーゴ監督は「私の認識では、どちらかというと、2失点ともマンツーマンのほうが剥がされてしまったことが失点につながったと思います」と見解を示す。そして「やはり集中力や、その場の駆け引きの部分を、もう少し細かく、徹底していくことが失点を抑えることになるはずです」と続けた。

 また指揮官は、湘南戦の失点場面についても言及。「この試合でも、ニアポストの前で触られてしまって(その後、ゴール前で待つ相手の選手に合わせられる)、その触った選手にはマンツーマンでマークしていました。マンツーマンの部分で、剥がされないように、競り合いに勝てるように要求し続けなければいけません」と強調する。

 狙いとするサッカーを表現し、それが勝点につながりつつあるだけに、CKを含めたセットプレーの守備を改善できれば、さらに軌道に乗っていけるはずだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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