今シーズンはリバプールの後塵を拝した前プレミア王者は、リーグタイトル奪還に向け、今夏にスペインの新星を引き抜くようだ。

 現地時間7月29日に衛星放送『Sky Sports』をはじめとする複数の英国メディアは、マンチェスター・シティがバレンシアに所属するU-21スペイン代表MFのフェラン・トーレスの獲得で合意に至ったと報じた。

 現在20歳のフェランはスペインが生んだ超逸材だ。6歳で名門バレンシアの下部組織に加入すると順調に成長を遂げ、17年11月にトップチームデビュー。持ち前のゴールに絡む積極果敢なドリブルを武器にメキメキと頭角を現わしていった。

 プロ3年目の今シーズンは、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督が率いた序盤戦は満足に出場機会を得られなかったものの、同指揮官の成績不振を受けて19年9月に就任したアルベルト・セラーデス監督には重用され、ラ・リーガの34試合に出場して4ゴール・5アシストを記録した。
 
 英紙『The Guardian』によれば、同世代では傑出した存在である天才ウインガーは、他ならぬマンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラのお気に入りで、今夏の移籍市場でバイエルンに移籍したレロイ・ザネの後釜としてクラブに獲得を進言。水面下でスカウティングが続けられてきたという。

 移籍情報に詳しい『Sky Sports』は、すでにフェランとマンチェスター・Cは2025年6月までの契約を結ぶことで個人合意していると報道。さらにクラブ間の話し合いも、出来高のボーナスが付帯する2450万ポンド(約34億3000万円)の移籍金がバレンシアに支払われる形でまとまるとされ、「正式発表を待つだけという段階だ」という。

 スペイン・サッカーの未来を担うとも期待されているフェラン。レアル・マドリーやバルセロナ、ミランといったメガクラブも獲得を目指した超逸材は、プレミアの王座奪還を掲げる名将との共闘を決めたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部