「交代枠が増えたのは非常に良いこと。できればこれが続けばいいなと個人的には思っています」

 浦和レッズの大槻毅監督は7月31日のオンライン取材で、そう話した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で約4か月間中断したJリーグは、過密スケジュールとなることを考慮して、今季の特別ルールとして通常の交代枠を3人から5人に拡大した。

 このルール改訂について大槻監督は、以下のようにメリットを語る。

「一番は疲労でパフォーマンスが落ちた選手をフレッシュな選手に変えられる。質を担保できる選手がゲームに残るということは、観ている方にとってもポジティブなんじゃないかと思います。

 もう1点はふたりを1度に交代できるので、ゲームに与える影響が大きい。一手が大きくなったのではないかなという印象」
 
 また大槻監督が、このルールをポジティブに捉えている理由は戦術面だけではない。

「通常なら11人(スタメン)選んで3人交代しても14名しか試合に出られない。ただ5人交代なら、さらにふたりが出られる。トレーニングで集中している選手を数多くピッチに出せるということは、指導者にとっては本当に喜ばしいこと。より多くの選手をみなさんに見てもらえることは嬉しいです」

 先日は柏レイソルのネルシーニョ監督も交代枠拡大の継続を望む声を挙げていた。またサッカーの競技規則を決める国際サッカー評議会(IFAB)からは7月15日に、5人交代ルールを来季も継続可能とすることが発表されている。これを導入するか否かは各リーグの判断に委ねられるところだが、今後、日本国内でも肯定的な意見が増えれば、Jリーグでも“5人交代”を継続するという議論が広がるかもしれない。

構成●サッカーダイジェスト編集部