ティモ・ヴェルナー、ハキム・ジイェフに続いてベン・チルウェル、チアゴ・シウバまで射止めるなど大型補強を続けるチェルシーがいわば“独り勝ち”の移籍マーケットで、次に主役を演じるのはエバートンかもしれない。

 獲得が間近に迫るのが、レアル・マドリーのハメス・ロドリゲスとナポリのアラン。前者はレンタルで、後者は2200万ポンド(約30億8000万円)の移籍金ですでにクラブ間合意に達しており、メディカルチェックが近いと報じられている。

 ふたりはアンチェロッティ監督の元教え子だ。ハメスはレアル・マドリーとバイエルンで、アランはナポリでこの名将の指導を受けており、恩師との再会に前向きだという。
 さらにエバートンはチャンピオンシップ(2部)に降格したワトフォードのMFアブドゥライ・ドゥクレと水面下で接触しており、個人合意を取り付けているようだ。

 それだけではない。クリスタル・パレスのウインガーで、パリ・サンジェルマンやマンチェスター・ユナイテッド、ドルトムントなどが狙う市場の人気銘柄となっているウィルフリード・ザハにも接近中。こちらはクリスタル・パレス側が要求する高額の移籍金がネックになっており、交渉がやや停滞しているものの、近年はオーナーのファルハド・モシリの財力を背景に大型補強に乗り出しているエバートンだけに、一気にかたを付ける可能性もある。

 19-20シーズンのプレミアリーグでは政権交代に見舞われ、昨年12月に招聘したアンチェロッティ新監督の下でどうにか立て直したものの、12位という不本意な成績に終わったエバートンが、反撃に向けてまずは移籍マーケットでビッグディールを成立させそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部