香川真司が所属するスペイン2部のサラゴサは昨シーズン、3位で昇格プレーオフに駒を進めたが、準決勝でエルチェに敗れ、念願の1部昇格は叶わなかった。

 サラゴサは香川との契約を1年残しているものの、成績不振(34試合・4得点)と、給与が45万ユーロ(約5000万円)と高額である点などを理由に、放出を決断したとされる。

 次の移籍先候補としては、中東のサウジアラビアやカタール、トルコ、アメリカのMLSのクラブなどが報じられてきた。そんななか、スペイン・メディア『GOL Degital』は現地時間8月30日付けで、久保建英が加入したビジャレアルへの移籍の可能性を指摘している。

 同メディアによれば、ウナイ・エメリ監督が香川の獲得に前のめりだという。

「サラゴサは昇格の大きなチャンスを逃した。カガワのパフォーマンスは優れていたと評価されてもいるが、明確な目標に届かなかったこと、2部に滞在することで高額な給与が負担となることも事実だ。そんなカガワについて、サラゴサは移籍に関する誘惑に対して許可を下ろしているとみられる。

 その動きに伴い、ビジャレアルの指揮官に就任したエメリの、新たな不気味な計画が動き始めているようだ。彼は31歳の日本人プレーヤーを獲得し、自らの運試しをしようとしている。ビジャレアルはすでにカガワと代理人と接触し、できるだけ早く契約を結びたいと考えているようだ」

 なお、ビジャレアル側は、ネックとなる香川の高額サラリーについては、スポンサー収入等で折り合いをつけられると考えているという。久保の入団で、日本人選手が加わることによるピッチ外の効果を実感しているのだろう。

 ラ・リーガの新シーズンは9月12〜13日に開幕することが発表され、ビジャレアルは開幕戦で岡崎慎司所属の“昇格組”ウエスカとホームで対戦する。もし香川の加入が実現すれば、スペインの舞台で日本代表プレーヤーが3人揃うことになるが…。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部