ユベントスのアンドレア・ピルロ新監督は、8月25日の新シーズン初会見で、ゴンサロ・イグアインに戦力外通告したことを明らかにしていた。

 それから約2週間強。クラブとイグアインは“円満離婚”の道を見つけたようだ。『Gazzetta dello Sport』紙や衛星放送『Sky Sport』など、イタリア・メディアは9月10日、ユーベとイグアインが残り1年の契約を解消することで合意したと報じた。

 ナポリ時代の2015-16シーズンにセリエA新記録となる年間36ゴールをマークしたイグアインは、2016年夏にユーベが9000万ユーロ(約112億5000万円)の契約解除金を支払い、鳴り物入りでイタリア王者に加入した。

 ミランやチェルシーにレンタル移籍した2018-19シーズンを除き、イグアインはユベントスでの3シーズンで149試合に出場し、66得点を記録。3度のセリエA優勝や2度のコッパ・イタリア優勝、2016-17シーズンのチャンピオンズ・リーグ準優勝などに貢献した。

 だが、2018年のクリスチアーノ・ロナウド加入で存在感が低下。2019-20シーズンは放出候補だったが残留したものの、かつての得点力は取り戻せず。新型コロナウイルスによる中断期間に母国へ帰国し、モチベーションの低下も騒がれた。

 報道によると、イグアインはデイビッド・ベッカムが共同オーナーを務めるMLSのインテル・マイアミと契約するとみられ、『Gazzetta dello Spor』t紙は、選手がすでに渡米中と伝えている。
 
 イグアインの退団が確実になり、注目されるのは、ユベントスの前線強化だ。新CF候補の最右翼は、バルセロナで構想外を宣告されたルイス・スアレスと言われている。

 だが、L・スアレスはイタリアのパスポートを取得するためにイタリア語のテストに合格しなければならない。開幕まで2週間を切り、時間の問題が指摘している。

 加えて、その他の候補であるエディン・ゼコも、ローマが代役となるアルカディウシュ・ミリクの獲得を巡り、ナポリとの交渉が停滞。フリーとなったエディンソン・カバーニは、高額サラリー要求がネックと言われている。

こう着状態にあるユーベは、代役の確保に動いたのかもしれない。Sky Sportは、チェルシーのオリビエ・ジルーが新たな候補に浮上と報じた。選手はすでに移籍を受け入れる姿勢で、チェルシーとも約500万ユーロ(約6億3000万円)で合意しているという。

ユベントスがイグアインの代わりに獲得するCFは、だれになるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部