[J1第19節]浦和2−0横浜FC/9月26日/埼玉スタジアム2002

【チーム採点・寸評】
浦和 5
ミスが多くあっさりと失点を重ねた前半の出来は散々。後半には攻勢を強めたものの、結局最後までゴールを奪えず敗戦を喫した。試合後にはサポーターからブーイングも。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 4
16分に痛恨のフィードミスから先制点を与えると、35分には1対1をストップできずに追加点を献上。良いところなく試合を終えた。

DF
5 槙野智章 5.5
皆川へのマーキングは効いていたものの、徐々に冷静さを欠き、後半にはプレーが荒れる。80分のCKの場面ではヘディングで枠を捉えられず。

6 山中亮輔 5.5(84分OUT)
前半は守備で奮闘していたものの、持ち前の攻撃性能は影を潜める。55分のクロスも、80分のCKも、ゴールにはつながらなかった。

20 トーマス・デン 4.5
右SBを担った前半は不安定なパフォーマンスに終始。寄せるタイミングも曖昧で、クロスは見当違いの方向に。やはりCBのほうが安定。

31 岩波拓也 5(HT OUT)
35分のシーンではスルーパスへの対応が遅れ、失点に関与。自信のあるはずのフィードが味方に合わない場面も見受けられた。
 
MF
8 エヴェルトン 4.5(HT OUT)
ボールを持っても横につなぐばかりで積極性に欠けた。守備でも、L・ドミンゲスら相手の中盤を捕まえられず、翻弄されていた。

10 柏木陽介 5.5
ボランチに入った後半には徐々に息を吹き返す。攻撃のタクトを握り、レオナルドら前線を操った。右サイドハーフだった前半はボールロストが多かったのが悔やまれる。

29 柴戸 海 5
出足の素早い寄せで相手に激しく身体をぶつけるも、ボールを奪い取れないシーンが散見。持ち味を発揮し切れなかった。

41 関根貴大 5.5(84分OUT)
果敢なドリブルでカウンターの急先鋒となり何度か決定機を作ったが、得点につながらず。また余計な警告を受け、次節出場停止に。
 
FW
14 杉本健勇 5(59分OUT)
3分にいきなり得たビッグチャンスをフイに。あれを確実に決めてこそストライカーだろう。その他の場面でもフィニッシュ精度を欠いた。

45 レオナルド 5.5
決定的なチャンスは少なく、6試合連続でノーゴールに。70分のループシュートは珍しく精度を欠いた。
 
交代出場
DF
3 宇賀神友弥 5.5(HT IN)
うまくポジショニングを取りつつ、攻守で貢献。ただビハインドをひっくり返すほどの目だった働きはできなかった。

MF
24 汰木康也 6(HT IN)
後半頭から投入されると、持ち前のドリブルで果敢に敵陣を切り崩した。流れを変えた意味で、チーム唯一の及第点に。

FW
30 興梠慎三 5(59分IN)
70分にはレオナルドのシュートをお膳立てし、79分にはそのレオナルドからのパスでチャンスを得る。しかし目立ったのはその場面くらいだった。

MF
7 長澤和輝 ―(84分IN)
主戦の中盤ではなくSBに入ると、前めに位置取り果敢にオーバーラップ。チームの攻撃の勢いを持続させたが……。結果は残せなかった。

MF
11 マルティノス ―(84分IN)
後半のアディショナルタイムに立て続けにクロスを供給してチャンスを作り出したものの、ゴールが遠かった。

監督
大槻 毅 5
不甲斐ない前半の出来を受け、後半は汰木や宇賀神、興梠を投入し、さらに柏木をボランチにするなど選手の配置を換えて攻撃を活性化。しかしどれもスコアをひっくり返す決定打にはならなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
横浜FC 6.5
後半は相手に押し込まれた時間が続いたものの、前半の出来はグレートのひと言。相手のミスを見逃さずに先制すると、主導権を握り上手く試合を運び追加点まで決めた。

【横浜FC|採点・寸評】
GK
44 六反勇治 6.5
押し込まれた後半にも焦らずDF陣に声をかけ、守備ブロックの強度を維持した。70分の飛び出しも素晴らしかった。

DF
3 マギーニョ 6(73分OUT)
攻撃に出ていく場面は多くはなかった一方で、守備では奮闘。FWのレオナルドやサイドハーフの関根と激しく戦った。

4 小林友希 6
ビルドアップではやや判断が遅れることもあったが、寸前のところで身体を張りシュートブロックに努めた。完封に貢献。

19 伊野波雅彦 6.5
最終ラインをコントロールして相手の攻撃を上手く受け流した。押し込まれた後半にも集中が途切れなかった。

26 袴田裕太郎 6.5
ボールホルダーに鋭く寄せて自由を奪った。とりわけ関根との激しいマッチアップは見応えがあった。攻撃参加のタイミングも秀逸で高評価に値する。
 
MF
7 松浦拓弥 6
豊富なスタミナを駆使してサイドを繰り返し上下動し、攻守に厚みをもたらしていた。地味ながらも効いていた。

28 安永玲央 6.5(89分OUT)
中盤のスペースを素早く埋めてボールホルダーを取り囲む、守備での貢献もさることながら、11分には相手を脅かすミドルシュートも放つ。19歳とは思えぬ堂々たるプレーだった。

30 手塚康平 6.5
展開力はピカイチ。豪快なサイドチェンジで攻撃のリズムを変えていた。65分にはきわどいFKで相手をヒヤリとさせた。

MAN OF THE MATCH
37 松尾佑介 7(89分OUT)
16分に痛烈なミドルシュートを突き刺せば、35分には縦パスに抜け出して追加点を奪取。ユース時代の恩師である大槻監督の眼前で、強烈な恩返しをしてみせた。
 
MF
40 レアンドロ・ドミンゲス 6.5(59分OUT)
前線から中盤まで幅広くポジションを取りゲームメイク。スピードはないながらも、35分の追加点につながったスルーパスなど巧みなボールスキルが光った。

FW
16 皆川佑介 5.5(59分OUT)
身体を張ってボールを収めようと健闘も、槙野の力強いブロックに苦しんでいた。ポストプレーヤーとしてややは物足りない出来だった。
 
交代出場
FW
9 一美和成 6(72分IN)
73分にはピッチ中央から単騎でドリブルで持ち上がり、チャンスを作り出す。シュートは止められたものの、存在感を示した。

FW
23 斉藤光毅 6(59分IN)
押し込まれる展開でなかなか前を向いてプレーできなかったのが惜しまれる。それでも前線を動き回り守備で貢献。

MF
6 瀬古 樹 6(73分IN)
目立たないながらも、機を見てスペースに顔を出してビルドアップを円滑化。汰木に振られる場面もあったが、致命的なミスはなかった。

MF
8 佐藤謙介 ―(89分IN)
浦和の下部組織で育ったレジスタは、プロ入り後リーグ戦で初めて埼玉スタジアムのピッチに立つ。短い出番ながら奔走した。

MF
15 齋藤功佑 ―(89分IN)
殊勲の松尾に代わって最終盤に投入されると、ピッチを献身的にアップダウン。無事に試合をクローズさせた。

監督
下平隆宏 6.5
「ある程度回されることは覚悟していた」と振り返ったものの、前半は互角以上にゲームの主導権を握り、試合を巧みに進めた。終盤まで守備強度を維持させた点も見事。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)