現地時間9月27日、バルセロナにとっての今シーズン初戦となるビジャレアル戦が行なわれた。バルサは17歳のアンス・ファティの2ゴールやリオネル・メッシのPKなどで前半で4点を奪い、4-0で勝利している。

 ロナルド・クーマン監督にとっても初陣となった一戦で、指揮官は「前半がとても良かった。我々はさらに改善の余地があるうえ、進むべき目標も鮮明になった」と満足そうに語っている。

 そして、この試合で最も注目されたのがアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。8月25日にバルサの退団を希望していることが明かされ、その去就が世界中から注目された。その後もマンチェスター・シティなどへの移籍の噂が絶えず浮上する状態となったが、契約解除金の無効や減額が認められず、9月4日に『Goal』スペイン版のインタビューで、「クラブと裁判するしか手段がないが、それはしない」と残留を表明していた。

 その後、クラブのトレーニングに合流したメッシの表情はやや暗く、ファンからはバルセロナのフロントなどへの批判の声が絶えなかった。

 そんななか、メッシはビジャレアル戦に1トップで先発出場。スペイン紙『MARCA』によれば、35分にPKでゴールを奪うと、ラ・リーガでの17季連続のゴール記録を達成した。計7本のシュートを放つなど、広いエリアでボールを保持し、変わらぬ実力を見せつけた。

 その戦いぶりは、ファンからも多くの称賛が送られている。

「またこの舞台であなたを見ることができてうれしい」
「やっぱり、史上最高のプレーヤー」
「メッシは最高だし、彼のサッカーは我々の心を揺さぶる。それだけは変わらない」
「彼は去りたいと思っていたが、すべてが複雑になった。彼はクラブのために全力に尽くし続けると言い、それは証明された」
「頑張って。ファンはあなたを応援している」
「彼の誠実さに、クラブだって応えるべきだ」

 バルサの次節は10月1日のセルタ戦となる。この試合でようやくうっすらと笑顔も見せたメッシ。稀代の名手は、チームのために戦い続ける。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部