移籍市場のクローズを目前に控え、新規で獲得した選手はゼロと、レアル・マドリーはここまで放出オペレーションに傾注している。その過程の中で改めて明らかになっているのがジネディーヌ・ジダン監督の発言権の拡大だ。

 スペイン紙『アス』によると、レンタル先のセビージャで急成長を遂げたセルヒオ・レギロンのトッテナム・ホットスパーへの放出、アーセナルで結果を残したダニ・セバジョスの再レンタルについて、クラブ内には首を傾げる者も少なくなかったという。
 
 とくにレギロンについては、前監督のサンティアゴ・ソラーリの元でブレイクを遂げていたにもかかわらず、ジダンが昨年3月に監督に復帰するとパタっと起用されなくなり、シーズン終了後にセビージャにレンタルに出された経緯がある。

『アス』紙によれば、カスティージャの監督時代にレギロンと衝突したことが、決断の背景にあるという。またセバジョスも、ジダンが監督を続けている間はマドリーに戻ることはないだろうというのがもっぱらの噂だ。

 さらに『アス』紙は、ガレス・ベイルをトッテナムに放出した件についても、「フロレンティーノ・ペレス会長はジダンの頑なな態度に失望していた」と報じており、同紙の前編集長アルフレッド・レラーニョはコラムでこう綴っている。

「フロレンティーノはジダンがやることに対して顔をしかめることはあるが、監督としての実績と功績に目を向ければ、容認せざるを得ない」

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部