与えられたのは、「15分」だけだった。

 現地時間9月30日に開催されたラ・リーガ第4節で、久保建英が所属するビジャレアルが、アラベスとのホームゲームに臨み、3−1で勝利した。

 中2日の過密日程ということもあり、前節のバルセロナ戦で短い出場時間ながら違いを作り出した久保を先発に予想する現地メディアも少なくなかったが、4試合連続のベンチスタート。74分からの出場となったそのバルサ戦では、ツイッター上で「なぜ久保をもっと起用しないのか」という“スタメン待望論”も巻き起こったが、ウナイ・エメリ監督が考えを変えることはなかった。

 結局、日本の至宝がピッチに投入されたのは75分。この試合でこれまでの4−2−3−1から4−3−3へのシステム変更を行なったスペイン人指揮官は、左サイドで起用したが、得意の右サイドと比べて窮屈なプレーに終始し、試合終了間際にエリア内に持ち込んでシュートを放ったシーン以外は、ほとんど何もできなかった。
 
 スペイン紙『AS』が伝えたところによれば、エメリ監督は試合後、久保と「試合前に話をした」として、こうコメントした。

「わたしがミッドフィールダーのすべてのポジションで彼をプレーさせたいと思ってることは、本人もわかっている。最適なポジションは前のほうだが、サム(チュクウェゼ)やジェラールとの競争がある」

 そして、今日の久保のプレーをこう振り返っている。

「わたしは彼に、快適にプレーでき、アジャストできるポジションを見つけてほしい。それが右サイドであることは明らかだが、左サイドでもプレーできるように成長しなければならない。(今日は)輝くことはできなかった」

 いまは短い時間でアピールしていくほかない。昨シーズンのマジョルカでもそうした状況から主軸へと成長した久保なら、それが可能なはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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