日本サッカー協会は10月1日に、オランダで実施される欧州遠征に向けた日本代表メンバー25名を発表。会見に出席した森保一監督が、選考理由について真意を述べた。

 今回、昨年の6月に名古屋グランパスからAZ(オランダ)へ移籍した菅原由勢が代表初招集となった。この選考について森保一監督は、昨年菅原が招集された東京五輪候補での活動を見たうえで、選出に至ったことを明かした。

「菅原は東京五輪チームでのプレーや、オフ・ザ・ピッチを見て評価させてもらいました。もちろん彼が所属しているAZでの活動も、出場試合に関してもチェックしています。今年に入ってからは出場機会の部分では足りないところもありますが、将来A代表に十分入ってくるだろうとの期待も込めて招集しています。彼に期待することは、今回の遠征でとにかく貪欲に吸収をしてもらい、またその刺激を所属チームに持ち帰って成長してほしいと思っています」
 
 またベテラン勢では、スペイン・ウエスカのFW岡崎慎司が、昨年6月のコパ・アメリカ(南米選手権)以来の招集となった。今シーズン、スペイン1部へ昇格を果たしたチームにおいて、開幕から4試合連続で先発出場するなど、指揮官の信頼を掴んでいる。

「(昇格して)リーグでチームが置かれている立場は変わったかもしれませんが、彼がチーム内で結果を出していること、攻守ともに存在感のあるプレーをしていることは評価しています。代表でも、彼の存在価値というものは示してくれると思います」

 また一方で岡崎と同じく、スペイン1部において開幕4試合連続でスタメンの座を勝ち取り、好パフォーマンスを披露しているエイバルのMF乾貴士が招集外に。このことに質問が及ぶと、改めて選考基準に対し「年齢では選んでいない」と強調した。

「選考できていない選手に関しても、乾だけではなくて、できれば本当にもっと多くの選手を選考したかったという風に思っています。そのなかでポジションのバランスであったり、総合的に考えたうえで選手の選考を考えています」
 
 さらに、これまでの森保ジャパンにおいて、攻撃の中核を担ってきた中島翔哉もメンバーから漏れているが、今年3月からポルトガル1部のポルトで出場機会を得られていないことを理由に挙げ、説明している。

「中島についてはみなさんもご存じの通り、長期間チームでプレーをしていなかった。チームに合流してトレーニングをしている情報はもらっていますが、まずは所属チームで結果を出して、信頼を勝ち取ってまた代表に復帰できるよう、日常の活動を行なってほしいなと思っています」

 森保ジャパンは、オランダのユトレヒトで、9日にカメルーン代表と、13日にコートジボワール代表と国際親善試合を行なう。代表活動自体が、昨年12月のE-1選手権以来、約10か月ぶりとなるだけに、ひと際注目を浴びそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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