[J1リーグ29節]浦和0−1FC東京/9月30日(水)/埼スタ

 ACL参加のため、前倒し開催となった29節の浦和レッズ戦で、前半に挙げた永井謙佑のゴールを守り切り、1−0と勝利を収めたFC東京。鬼門となっていた埼玉スタジアム2002では実に17年ぶりの歓喜の瞬間だった。

「忘れられない試合になったと思います」
 その試合で先発し、J1通算200試合出場を達成したFC東京の三田啓貴は、試合翌日の会見でそう語った。

 前回、FC東京が浦和に勝利したのは2003年の7月。当時13歳だった三田はFC東京のU-15深川に在籍していた。

「(2004年の)ナビスコカップ(当時)の決勝で勝った時の記憶はあるけど、その前の年は記憶にないです」という。

 その後にトップチームに昇格した三田は、仙台、神戸と渡り、昨季の途中にFC東京へ復帰を果たした。

 これまでの200試合出場を振り返り、「200試合と聞いて、正直実感はありませんが、大きい怪我もなくやってこれたのが、この記録に繋がっていると思います。これまでお世話になったトレーナーやドクターにも感謝しています」と関係者に謝意を表した。
 
 これまでのプロ生活で大きな変化はなかったというものの、「今までのサッカー人生で一番スプリントしている回数が多いです。日頃から食事面は意識しています」と現在の充実ぶりを窺わせた。

 その一方で、今季は15試合に出場しているものの、90分をフルで戦った試合はない。それでも、単純にプレータイムの長さにこだわっているというわけではないようだ。

「出場記録をどれだけ伸ばせるかという事ではなく、途中から、ロスタイムで出ても1試合だし、90分でも同じ1試合出場です。出た時になにができるか。出た試合で自分自身の存在感を発揮し、良いプレーをしていくことが大事かなと思います。

 充実感を得るためには、自分自身が納得できるプレーをしないといけないですし、まだまだだと思っているので、しっかりとプレーしていきたい。自分の良さをもっともっと出して、ボールに関わって、リズムを作って、得点にも絡んでというプレーを試合で出せるようにしていきたいです」

 FC東京は次節、湘南ベルマーレと対戦する。30歳を迎えた三田のさらなる活躍に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部