来る10月8日、カタール・ワールドカップに向けた南米予選がスタートする。

 毎回のように熾烈な争いが展開される同予選で、注目を集めているのが、アルゼンチン代表だ。先月18日には海外組を含めた30人のメンバーを発表した。

 大黒柱のリオネル・メッシや俊英のパウロ・ディバラとラウタロ・マルティネスなどの豪華メンバーが顔を並べるなかで、小さくない期待を寄せられているのが、アストン・ビラの守護神エミリアーノ・マルティネスだ。

 マルティネスにとって転機となったのは、昨シーズンだ。2009年に「貧しかった家族を養うために入った」というアーセナルに入団して以来、長らくベンチにすら入れなかった苦労人GKは、正守護神であるベルント・レノの負傷離脱によって一躍ブレイク。安定感抜群のセービングと攻撃の起点となるキックを武器に、ガナーズのFAカップ制覇にも貢献した。

 さらなる出場機会を求めて今夏にアストン・ビラに渡った26歳は、その飛躍が認められ、今回の南米予選のメンバーに招集された(昨年10月に初めてA代表に招集されたが、出場機会はなかった)。

 本人も気合は十分だ。アルゼンチン・メディア『Tyc Sports』のインタビューに応じたマルティネスは、次のように語っている。
 
「代表チームに呼ばれることはいつだって誇りだ。スカローニ監督は、いつも気に掛けてくれていた。その信頼に応えたい。もし、仕事をする機会が得られたらチームのために前向きにやるべきことをやるよ」

 そんなマルティネスには、A代表デビューに加え、密かな“夢”がある。それはあの大スターと2ショット写真を撮ることだ。

「今回こそはメッシに写真を撮ってくれと頼むつもりだよ。前に一緒になった時は、恥ずかしくて頼めなかったんだ(笑)。でも、今回は家族、何よりも息子のサンティのために2ショットを撮りたいんだ。彼が大人になった時に、自分がどれだけの人たちとプレーしていたかを証明するためにもね」

 現代サッカー界を代表するクラックとの2ショットをマルティネスは、叶えられるのか。A代表デビューも含めて注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部