J1リーグは、10月3・4日に各地で、第20節の9試合が行なわれた。ここでは、今節の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 出れば必ずゴールすると言っても過言ではないかもしれない。柏の“怪物級”FWが今節も2得点を記録し、得点王レースを独走している。

 横浜FCとの昇格組対決で柏のオルンガは、2月の開幕戦以来の先発となったクリスティアーノのパスを受け開始5分で先制弾を決めると、76分には背後からのパスを巧みなトラップでスペースに落としDFを振り切ると左足を一閃。このゴールで出場19試合で19得点とし、チームを勝利に導いた柏のオルンガを今節のMVPとした。

 連敗を阻止した柏からは、クリーンシートに貢献し、全試合出場を続ける古賀太陽も選出した。
 
 注目のC大阪と川崎の頂上決戦からは、今季の川崎の強さの一つでもある交代選手2人をチョイスした。同点に追いつかれてから投入された川崎のレアンドロ・ダミアンはファーストタッチで決勝弾。三笘薫はダメ押しとなる3点目を決め、終わってみれば3−1の快勝。三笘はトップタイの6回目のベストイレブンに。

 三浦淳寛監督就任後は全勝中の神戸からは、異次元のテクニックだけでなくボール奪取から得点を演出したアンドレス・イニエスタと、一方的に攻められる展開でも巧みに守り切ったトーマス・フェルマーレンをチョイス。

 そのほか、決定的な1対1の場面を防いだG大阪の東口順昭。3発快勝の広島からは2年ぶりのゴールを決めた青山敏弘と、積極的な姿勢で攻守に貢献した野上結貴。得点試合では全勝を続けている大分の田中達也。膠着した試合を技術とスピードで打開した名古屋のマテウスを選出した。

【PHOTO】J1第20節“ベストイレブン”に選出された11人を厳選ショットで紹介!
 
【今節のベストイレブン】
GK
1 東口順昭(G大阪)7●5回目
試合前にJ1・300出場を祝われた。後半、J・アラーノとの1対1を止め、試合の流れを変える。

DF
4 古賀太陽(柏)6.5●2回目
ついにキャプテンマークを巻いてのプレー。江坂がこの試合をスキップしたことでチームで唯一の全試合先発中。

4 トーマス・フェルマーレン(神戸)6.5●初選出
最終ラインを統率し、安定感のある守備を見せた。ダンクレーと声を掛け合い、相手の強力攻撃陣に自由を与えなかった。

2 野上結貴(広島)6.5●2回目
前半から何度も高い位置に侵入。積極的な姿勢を打ち出した中で相手のミスを逃さず先制点につなげた。

MF
8 アンドレス・イニエスタ(神戸)7●3回目
6試合連続フル出場。観客を楽しませるパスセンス、繊細なボールタッチ、そして相手をもてあそぶかのようなボールキープは異次元。キッカーを務めたPKを冷静に沈め、古橋の決勝ゴールも彼のボール奪取から生まれた。

6 青山敏弘(広島)6.5●2回目
低い弾道のミドルシュートが決まって2年ぶりの得点。練習を重ねてきた成果の実った得点だった。
 
11 田中達也(大分)7.5●2回目
シャドーとウイングバックでプレーし、それぞれで持ち味を存分に無双状態。得点すればチームは負けない説を継続中。

18 三笘 薫(川崎)7●6回目
65分に独特のドリブルでチャンスを生み、最後はこぼれ球を見逃さず今季9得点目。ボールを持つだけで相手の脅威となった。

16 マテウス(名古屋)7●3回目
確かな技術でサイドを躍動。得点場面はスピードあふれる突破だけでなく、中央の選手たちの動きと位置を見極めた正確なアシストだった。

FW
THIS WEEK MVP
14 オルンガ(柏)7●4回目
シュートは素晴らしかったがこの日はトラップが完璧だった。いとも簡単に2ゴールを奪い相手の心を折る。

9 レアンドロ・ダミアン(川崎)7●2回目
CKからのこぼれ球を見逃さず、投入された直後のファーストプレーで決勝点。重みある試合の勝負を決めたことからMOMに。


※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
●は今シーズンのベストイレブン選出回数。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部