昨シーズンに不振に喘いだバルセロナは、オランダ代表を率いていたロナルド・クーマンを電撃的に引き抜き、抜本的な改革に踏み切っている。

 チームを支えてきたルイス・スアレスやイバン・ラキティッチが売りに出されるなか、起用法が注目されているのが、アントワーヌ・グリエーズマンだ。

 昨夏に鳴り物入りで入団したフランス代表FWだったが、貪欲にゴールへ向かうアトレティコ・マドリー時代の“らしさ”は見られず……。1年目は消化不良に終わった。

 迎えた今シーズンに飛躍を期待する声は小さくない。「バルサのような真のビッグクラブとの契約したことで、彼は楽な道を選ばなかった。逃げなかったんだ」と語ったのは、フランス代表の同僚オリビエ・ジルーだ。

 レ・ブルー(フランス代表の愛称)で2トップを組むこともあるジルーは、フランス・メディア『RMC Sport』のインタビューで次のように語っている。

「バルサへの移籍を拒否できるかい? キャリアのおける進歩じゃないか。僕は彼の決断を完璧に理解できるよ。もちろんメッシのような大物選手の隣でプレーする時には、適応するのが簡単なことではない。ポジションがかぶっていたら余計にそうだよね」
 
 さらに「彼はクラブでの親和性を見つける必要がある」と続けたジルーは、グリエーズマンの飛躍に太鼓判を押した。

「完全に馴染むには、少し長くかかるかもしれない。だけど、僕は彼の成功を確信しているよ。心配はしていないさ。あのチームは才能に溢れているから大きな挑戦だが、彼ならやれる。グリエーズマンは間違いなくバルサの未来だ。メッシも永遠ではないからね」

 現在29歳のグリエーズマン。今シーズンこそバルサで本領を発揮できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部