今夏にロナルド・クーマン新監督を招聘したバルセロナで構想外となり、アトレティコ・マドリーに移籍したルイス・スアレスは、古巣への不満を隠すつもりはないようだ。

 米スポーツチャンネル『ESPN』のインタビューで、スアレスはバルサが自分とリオネル・メッシを引き離そうとしたとの見解を示している。

 バルサ側が構想外に至った理由について、「(バルサの見解には)たくさんの矛盾がある」と指摘したウルグアイ代表FWは、「財政問題なら解決策を探していた。スポーツ面の理由なら理解していた。彼らがこういう決定を下した理由が自分には明確じゃない」

「彼らは僕をメッシのそばから取り除きたかったのだと思う。僕とレオの仲が良いのが嫌だったのかもしれない。彼が僕といるのを望まなかったのだろう。ただ、それがチームの損害になる理由が僕には見当たらないけどね。

 僕らはピッチで常に互いを探していた。でもそれはチームのためだ。バルサはメッシにもっとチームメートたちとプレーしてほしかったのかもしれない。僕らを引き離したがる理由がほかに見つけられない。僕たちはピッチでうまくいっていた」

 周知のように、今夏にはメッシも移籍を志願したが、最終的に残留することになった。この騒動についてスアレスは、「去るという彼の決断を尊重すべきだった」とバルサを非難。今後については「レオはバルセロナにとって自分が意味することを知っている」と話した。

「彼は想像もできないほどのことをクラブに与えてきた。彼はナンバーワンで、ベストで、そして幸せであり続けなければならない。

 メッシが別のクラブでプレーする可能性はあるかもしれない。でも、彼が快適で幸せなら、そして新しい経営陣になれば、残留を望むだろう。友人として、彼がバルサでうまくいくならうれしい。でも、別のクラブに行かなければいけなくても、それは同じだよ」
 
 さらにスアレスは、「彼らのやり方は本当に僕と家族を傷つけた。正しくなかった」とコメントし、「クーマンに『構想外だ』と言われたが、どうなるかは10日も前から知っていた。メディア報道で見たことをクーマンが認めただけだ」と、自分に対するバルセロナの姿勢を改めて非難している。

「メディアを通じて知る前に、少なくとも電話で説明してもらうにふさわしかったはずだ」

 アトレティコでのデビュー戦で2得点を挙げ、新たなキャリアを歩み始めたスアレス。だが、古巣とのいざこざはいまだ遺恨となっているようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部