J1リーグは10月14日、各地で第22節の9試合が行なわれた。ここでは、今節の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 桜軍団のディフェンスリーダーが勝負強さを見せつけた。

 ホームのヤンマースタジアム長居に湘南ベルマーレを迎えた一戦で絶大な存在感を放ったのがセレッソ大阪のマテイ・ヨニッチだ。相手の攻撃をことごとく弾き返し、アディショナルタイムに突入した92分、丸橋祐介が蹴ったCKから、打点の高いヘディングで決勝点を叩き込んだ。チーム6試合ぶりの完封とJ1ホーム通算150勝達成に貢献する、印象的な活躍を披露したヨニッチを今節のMVPとした。
 
 首位川崎フロンターレからは最多の3選手をピックアップ。状況に即したプレーでチームを締めた家長昭博、アシストも記録した登里享平、そしてレアンドロ・ダミアンは先制点をヘディングで決め、献身的な守備でも魅せた。

 完璧な試合運びを見せた名古屋グランパスからは2選手を選んだ。札幌のサイド攻撃を封じ、常に攻撃面をサポートし右サイドに安定感をもたらした成瀬竣平、圧倒的な運動量でフィジカルに勝る相手を抑え、ダメ押しとなる3点目を決めた稲垣祥を選出した。

 初選出となったのは、クロスへの対応が素晴らしく相手の攻撃をシャットアウトした仙台の守護神ヤクブ・スウォビィクと、幾度となく相手のスペースでボールを受け先制点を記録した鹿島の白崎凌兵。

 そのほか、FC東京の永井謙佑は献身的な守備をしつつ、決定機にはしっかりとゴール。G大阪の宇佐美貴史は裏抜けや精度の高いキックで相手の脅威に。浦和の槙野智章はオルンガやクリスティアーノら強力な相手攻撃陣に仕事をさせなかった。

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【今節のベストイレブン】

GK
27 ヤクブ・スウォビィク(仙台)6.5●初選出
クロスへの対応が素晴らしく、キャッチできる場面も多かった。ファインセーブも数多く、何度もチームを救い、勝点1奪取に大きく貢献した。

DF
26 成瀬竣平(名古屋)6.5●2回目
対人守備でも札幌のサイドのタレントと渡り合い、攻撃面では縦方向への選択肢を常に持ってプレー。危機察知能力も高く、きっちりと右サイドの安定感を表現した。

5 槙野智章(浦和)6.5●3回目
オルンガ、クリスティアーノに対して果敢に身体をぶつけて仕事をさせず。65分のピンチもよく戻って岩波をサポートした。相手のキーマンを封じたことから、この試合のMOMに。

THIS WEEK MVP
22 マテイ・ヨニッチ(C大阪)7●2回目
6試合ぶりの完封に貢献するだけでなく、土壇場のヘッドで決勝点もマーク。文句なしのMOM。

2 登里享平(川崎)7●4回目
先制点の突破とクロスの質は見事だった。好パフォーマンスを見せ、10連勝を結果で支えた。
 
MF
15 稲垣 祥(名古屋)6.5●3回目
コンタクトの強い相手の前線に対して一歩も引かず、しかもボールを奪われなかった。運動量の多さ、走力の高さを生かしてとどめの3点目を決めた一連の流れは控えめに言って驚異的。

41 白崎凌兵(鹿島)6.5●初選出
こぼれ球を落ち着いて押し込み先制点ゲット。何度も相手の間のスペースでボールを受け、鳥栖にとって嫌な存在となった。

41 家長昭博(川崎)7●5回目
縦に速い前半。そして握られた後半と、状況に即したプレーでチームを締めた。

FW
11 永井謙佑(FC東京)6.5●2回目
守備のスイッチとなるハイプレスで、チーム戦術の根幹を担う。献身的な守備をしつつ、決定機も見逃さなかった。

39 宇佐美貴史(G大阪)6.5●2回目
ドリブルにキレがないのは気がかりだが、キックは相手の脅威に。裏抜けで得たPKを冷静に決める。

9 レアンドロ・ダミアン(川崎)7●3回目
56分、登里のクロスに合わせ、強烈なヘディングシュートを叩き込む。先制点を奪った攻撃面はもちろん、献身的な守備でも魅せた。

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部