現地時間10月18日に開催されたラ・リーガ第6節で、ビジャレアルは宿敵バレンシアと対戦。2−1でダービーに勝利した。

 この試合で決勝点をお膳立てしたのが久保建英だ。ライバルのサミュエル・チュクウェゼに代わり、ここまでの5試合と比べて最も早い63分に投入された日本代表MFはその5分後、左サイドのモイ・ゴメスからパスを受けると、ややトラップが流れたものの、右足でヒールパス。これがダニエル・パレホに渡り、強烈なショットがネットに突き刺さった。

 ここまでは、申し分のない展開だった。だが、気合いが空回りしたわけではないだろうが、72分に高く上げた足がホセ・ルイス・ガヤの頭に当たり、イエローカードを受けると、後半アディショナルタイムにも五分五分のボールを奪おうとスライディングをした足がカルロス・ソレールに当たり、2枚目の警告。プロキャリア初の退場処分となってしまう。

 スペイン紙『AS』によれば、その後の数分間、数的不利を強いられながらも、何とか逃げ切ったビジャレアルのウナイ・エメリ監督は試合後、途中出場から約26分間で退場した久保について、「彼と話をした」と語り、こう続けた。

「我々の彼への要求は高いんだ。クボは優れたプレーヤーであり、成長しているのは明らかだ。今日は30分間ほどプレーし、我々が得点したため、クボはより守備をする必要があった。そして2枚のイエローカードを出されたんだ」

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 指揮官は、故意とは言えなかった久保のファウルについて、退場は厳しい処分だと見ているようだ。

「普通ではなかった。我々は(処分撤回を)訴えるつもりだ。だが、『これもひとつの経験だ』と、彼には伝えたんだ」

 チームが勝点を落さなかったのが救いだろう。戦う気持ちが、今回は悪いほうに出てしまったが、指揮官は決して19歳の若武者を責めたりはしなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部