J1リーグは、10月17・18日に各地で、第23節の9試合が行なわれた。ここでは、今節の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 川崎のブラジル人CBが攻守にわたって圧倒的な存在感を示した。

 J1新記録11連勝が懸かった名古屋戦で、攻守両面で眩い輝きを放ったのがジェジエウだ。57分、65分とセットプレーから今季初得点を含む2ゴール。さらに、守備でも相手のキーマンに自由を与えず、抜群の統率力を誇示して完封勝利の立役者となった。まさに八面六臂の活躍を見せたジェジエウをトップ評価の「7.5」で今節のMVPとした。

 また川崎からは、上位決戦の均衡を破る先制点を挙げ、左サイドでの“魅せるプレー”で名古屋の脅威となっていた三笘薫を、全選手中最多となる7回目のベストイレブンに選出した。
 
 大量6得点で仙台に力の差を見せつけた浦和からは3選手を、いずれも今季初選出。長澤和輝は90分間衰えない運動量と強度を見せ、汰木康也はピンポイントクロスで2アシストをマーク。興梠慎三は2得点を決め、エースの仕事を全うした。

 4発快勝で2連勝を飾ったC大阪からは、坂元達裕と奥埜博亮をセレクト。前者は果敢な仕掛けを披露するなど右サイドで抜群の存在感を発揮。後者は2ゴール・1アシストと目に見える結果を残した。

 そのほか広島からは、今季初ゴールはもちろん守備でも奮闘した佐々木翔。湘南からは、1ゴール・1アシストでチームの7試合ぶりの勝利に貢献した岡本拓也。札幌からは、見事なポジショニングで攻守に躍動し、決勝ゴールも決めた駒井善成をチョイスした。

 そしてGKには、何度か訪れたピンチを好セーブで凌ぎきり、無失点に抑えたG大阪の東口順昭を選出している。
 
【今節のベストイレブン】
GK
1 東口順昭(G大阪)6.5 ●6回目
59分に大分の田中達也と1対1になるが見事にブロックしたほか、何度か訪れた強襲をセーブし得点を与えなかった。

DF
6 岡本拓也(湘南)7 ●初選出
試合開始早々先制点を仕留め、決勝ゴールもアシストして勝利に貢献。キャプテンの重責を結果で果たした。

THIS WEEK MVP
4 ジェジエウ(川崎)7.5 ●3回目
名古屋の中谷進之介に当たって入ったシュートも公式記録では彼のゴールと認められ、65分には文句なしのヘッドも決める。川崎移籍後初得点を含む2ゴールで勝利の立役者に。なおかつ先制点につながるCKを奪ったのもこのCBで、いつもながら守備でも効いていた。

19 佐々木翔(広島)6.5 ●4回目
渾身のヘディングシュートで今季初得点。自身のサイドから相手に侵入される場面はほぼ作らせなかった。

MF
7 長澤和輝(浦和)7 ●初選出
積極的な飛び出しで、ゴール前まで入り込み先制点をマーク。90分間衰えない運動量と強度は浦和のダイナモ。中3日を加味しても出色のプレーだった。

17 坂元達裕(C大阪)7 ●3回目
10分に訪れた奥埜の先制ゴールアシストに始まり、十八番の切り返しなど抜群の存在感を発揮。右サイドを制圧した。
 
24 汰木康也(浦和)7 ●初選出
コンビネーションからの先制点と、相手の隙を見逃さないピンポイントのクロスで2アシストをマーク。1対1はGKをかわし切りたかった。

14 駒井善成(札幌)6.5 ●初選出
攻守両面で高いエリアで果敢にプレーをしていた。連続した動き出しから奪ったゴールも見事なものだった。

18 三笘 薫(川崎)7 ●7回目
先発のチャンスを掴むと、序盤からフルスロットルで仕掛け、盛大な拍手を受ける。途中、消える時間やボールロストもあったが、苦しい時間で先制点を奪った嗅覚は見事。レアンドロ・ダミアンとヒールでつないだ一連の崩しも出色で、“魅せるプレー”はすでにリーグトップレベルだ。

FW
30 興梠慎三(浦和)7 ●初選出
自身で奪ったPKを決め、さらにクロスを頭で合わせて2ゴール。結果を出し、早い時間にお役御免に。浦和加入後の仙台戦は16試合で18ゴールを記録している。

25 奥埜博亮(C大阪)7 ●2回目
決勝点を含む2ゴールを挙げるだけでなく、スルーパスで80分の豊川弾もアシスト。3得点に絡む圧巻のパフォーマンスを披露した。

※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
●は今シーズンのベストイレブン選出回数。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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