ユベントスのパウロ・ディバラは、8月のチャンピオンズ・リーグ(CL)、リヨンとのラウンド・オブ16第2レグで負傷を再発させ、途中出場ながら交代を余儀なくされた。それから2か月半。ディバラは試合のピッチに立っていない。

 ケガからの回復が間に合わず、今季のセリエA開幕戦を欠場したディバラは、ローマとの第2節で遠征に帯同したが出場機会がなかった。ナポリとの第3節ではスタメンに名を連ねるも、対戦相手がスタジアムに来なかったため没収試合となり、再びプレーしていない。

 その後、インターナショナルウィークでアルゼンチン代表に合流したが、胃腸炎でまたも試合に出場できず。イタリアに戻り、10月17日のセリエA第4節クロトーネ戦でも、遠征に帯同したが、ピッチに立つことなく試合終了の笛を聞いた。

 イタリア・メディアによると、ディバラはクラブに不満を表したという。ドローに終わったクロトーネ戦で出場機会がなかったのであれば、代表戦による長距離移動もあっただけに、トリノに残って調整を続けたほうがよかったと訴えたようだ。
 
『Gazzetta dello Sport』紙の記者も、ディバラの起用について、アンドレア・ピルロ監督のマネジメントに疑問符をつけた。このツイートにディバラは「いいね」している。その後すぐに撤回したが、マスコミはディバラが不満を募らせていると報じた。

 だが、20日のディナモ・キエフとのCL開幕戦を前にした会見で、ピルロは「昨日、彼と話した。ほかの選手たちと同じように彼とは話している」と、背番号10との間に問題はないと強調した。

「彼は少し怒っていた。クロトーネ戦で出場機会がなかったからだ。だが、彼は3か月前から出ておらず、アルゼンチン代表では10日間を部屋で過ごして薬を望んでいた。脚にガソリンを注入するために遠征に連れていったが、退場者が出て10人となり、投入できなかった。明日は起用可能な状態だ。やるべきことを見ていこう。ディバラはわれわれにとって重要なカンピオーネだ」

 クリスチアーノ・ロナウドとの共存がつねに騒がれるディバラ。新指揮官は「ピッチではどこでもプレーできる。優れた選手は自分でポジションを見つけるものだからだ」と続けた。

「フォワードだから、できるだけゴールに近いところか、いずれにしてもライン間にいなければならない」

 2022年までの契約の延長交渉も停滞していると言われ、今後が注目されているディバラ。ユベントスの“宝石(愛称)”は、ピルロ体制で地位を確かなものとできるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部