パリ・サンジェルマンとそのサポーターは、もう彼の顔を見たくないかもしれない。

 10月20日のチャンピオンズ・リーグ(CL)開幕戦で、パリSGはマンチェスター・ユナイテッドにホームで1-2と敗れた。ユナイテッドが先制し、パリSGが追いついてから、迎えた87分に決勝点を挙げたのは、22歳のマーカス・ラッシュフォードだ。

 2018-19シーズンのCLラウンド・オブ16第2レグ、判定が議論を読んだPKを終了間際に決め、パリSGを敗退させたのもラッシュフォードだった。ホームで立て続けにイングランドの若者に苦汁をなめさせられたかたちだ。

 英公共放送『BBC』によると、試合後にオレ・グンナー・スールシャール監督は「優れた選手でクオリティーがある」と、ラッシュフォードに賛辞を寄せた。

「非常にうまくゴールを決めた。とても優れたストライカーに成長したよ」

 ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンドも、『BT Sport』で「向上を続ければワールドクラスになれるのは間違いなし」と絶賛している。

「ウェイン・ルーニーはユナイテッドと契約したときにすごいゴールを決めていた。見た目が良くないゴールはなかった。だが、それから得点にこだわった。マーカスもファンタスティックなゴールを決める。彼が醜くても決める側面も身につければ、素晴らしい選手になれるよ」
 
 一方で、ファーディナンドはキリアン・エムバペとの比較について、「エムバペがボールを持ったら、わたしは夢中になる。ゴールに向かっていくからだ」と見解を示した。

「マーカスはもう少し考える。それがラッシュフォードとエムバペの違いだ」

 ピッチ外でも子どもたちのための活動で大英帝国勲章を受章したばかりのラッシュフォード。ユナイテッドの若きスターは、ファーディナンドが言う「ワールドクラス」の選手となれるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部