J3のガイナーレ鳥取は10月22日、クラブのホームページで所属するFWフェルナンジーニョの今季限りでの現役引退を発表した。

 ブラジル出身の39歳、MFもFWもこなすテクニカルなアタッカーは、2004年のガンバ大阪への移籍で初来日すると、清水エスパルス、京都サンガF.C.、大分トリニータ、ベガルタ仙台、ヴァンフォーレ甲府、そして鳥取と、Jリーグの7クラブでプレー。2005年にJ1のG大阪で、2012年にはJ2の甲府で優勝も経験している。

 2017年に鳥取からいったんプロキャリアをスタートさせたブラジルのフェホビアリアへ移籍し、引退も考えていたというが、J3優勝での「全カテゴリー制覇」を目指し、18年に復帰。若い選手も多いチームで、副キャプテンを務めるなど精神的支柱としてもピッチ内外で欠かせない存在となっていた。復帰後もコンスタントに出場と得点を重ね、今季もここまで12試合に出場し2得点を記録していた。

 今シーズンのJ3リーグは未だ無敗の秋田が首位を独走しているが、J2昇格がかかる2位争いはし烈だ。7位の鳥取は、2位長野と勝点8差。昇格を果たし、大ベテランの引退に華を添えられるか。
 
 鳥取が発表した、フェルナンジーニョおよび岡野雅行GMのコメントは以下の通り。

【フェルナンジーニョのコメント】
「20年間現役選手としてやってまいりましたが、今シーズンをもって引退することを決意しましたので皆様にお伝えしたいと思います。自分がプロサッカー選手として20年間という長いキャリアを積んでこられたのは周りの沢山の人々の支えがあったからです。

 まず初めにイエスキリスト様が下さった『健康』そして『サッカーという贈り物』。サッカーを出来るような環境じゃないにも関わらず励まし後押しをしてくれた両親と天国へ行ってしまった叔父と叔母。辛い日ややり切れない日を励ましてくれたり、毎日隣で応援してくれて可能な限り試合を観に来て力になってくれた奥さん。僕にインスピレーションを与えてくれた息子のサムエル。

 僕を受け入れてくれたクラブ、ガンバ大阪、清水エスパルス、京都サンガF.C.、大分トリニータ、ベガルタ仙台、ヴァンフォーレ甲府。そして6年間という長い間在籍したガイナーレ鳥取。

 そのほか、ブラジルで在籍した数々のクラブ。 これらのクラブの関係者の皆様。スポンサー皆様、サポーターの皆様。20年間関わってくださった全ての皆様に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後、神様が下さる第2の人生を歩めるよう頑張ってまいります。皆様、本当にありがとうございました。ARIGATOUGOZAIMASU」


【岡野雅行GMのコメント】
「フェルナンジーニョ、長い現役生活お疲れ様でした。

 あなたには大変感謝しています。野人プロジェクトであなたを獲得でき、めざましい活躍でクラブに大きく貢献してくれました。野人プロジェクトを通じてフェルナンジーニョの獲得にご協力頂いた皆様、そしてファン・サポーター、スポンサーの皆様、ガイナーレ一同あなたのプレーに釘付けになりました。

 ガイナーレだけでなく、日本のサッカー界に素晴らしい印象を残したと思います。第二の人生益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。フェルさん、Obrigado!本当にありがとう!残りの試合も頼んだよ!!」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部