J1リーグは、10月24・25日に各地で、第24節の6試合と前倒し開催となった第28節の1試合が行なわれた。ここでは、週末の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 横浜F・マリノスの助っ人が文字通りチームを助ける救世主となった。

 抜群の決定力でわずかなチャンスをモノにし2ゴールを決めたジュニオール・サントスだ。3位・FC東京のホームに乗り込んだ一戦は、序盤から相手のペースで進む苦しい展開だった。しかし、54分にペナルティエリア内でパスを受けると相手を背負いながらも右足を振り抜きネットを揺らし先制。さらに56分の追加点では、こぼれ球が目の前にこぼれるラッキーな部分もあったが、冷静にキックフェイントを入れ、確実にものにした。守備面での貢献も含め、文字通り勝利の立役者となったこの助っ人FWを今節のMVPとした。

 難敵・柏レイソルをホームで迎え撃ち、2位に浮上したガンバ大阪から最多の3選手をチョイスした。J1リーグ通算300試合出場を達成した倉田秋は節目の試合で持ち前のハードワークを遺憾なく発揮し、終了間際の89分には決勝弾をお膳立てした。交代出場からその決勝点を決めたアデミウソン、さらに、劣勢の時間帯を支えたGK東口順昭は、キックでも相手のハイプレスに冷静に対処した。
 
 1−0と着実に勝点を積み上げた名古屋グランパスからは、決勝弾の起点となったオ・ジェソクとハードワークで攻守に貢献し、勝負を決めた稲垣祥を選出。

 同じく1点差をモノにした鹿島からは、ミドルゾーンの守備を引き締め、ロングフィードから決勝弾をアシストした三竿健斗と、エアバトルで無類の強さを発揮した犬飼智也を選んだ。

 そのほか、3−0と快勝した北海道コンサドーレ札幌からは攻撃的なチームを後方から支えた宮澤裕樹、先制弾を決めたアンデルソン・ロペスを、2位セレッソ大阪に3−1で勝利した浦和レッズからは、相手のサイド攻撃を封じ、逆転弾を決めた山中亮輔がベストイレブンに入った。

【PHOTO】J1第24節“ベストイレブン”に選出された11人を厳選ショットで紹介!
 
【今週末に行なわれた試合のベストイレブン】
GK
1 東口順昭(G大阪)7●7回目
1失点はしたものの、積極的な飛び出しも見せ、劣勢の時間帯を耐える。キックもセーフティにこなした。

DF
34 オ・ジェソク(名古屋)6.5●2回目
関口とのマッチアップでは粘り強く対応し、起点をなかなか作らせなかった。後半になると相馬とのコンビネーションで攻撃面を活性化し、決勝点の起点となるクロスも。

39 犬飼智也(鹿島)6.5●初選出
6分に中央からこじ開けて決定的なシュート。エアバトルでは強さを発揮し、クロス対応も落ち着いていた。

10 宮澤裕樹(札幌)6.5●2回目
序盤は相手のパワーに後手を踏んだ感もあるが、マイボール時の落ち着きとタイミングのよい縦パスでチームを動かした。

6 山中亮輔(浦和)7●3回目
要注意人物のひとりであるドリブラーの坂元に粘り強く対応し、仕事をさせなかった。さらに強烈なミドルシュートで勝ち越し弾も奪ってみせた。このレフティこそ、この試合の勝利の立役者だ。
 
MF
20 三竿健斗(鹿島)6.5●2回目
57分の思い切ったミドルは枠を捉えなかったが、76分には正確なロングフィードでエヴェラウドの決勝点をアシスト。持ち味のタイトなディフェンスでミドルゾーンの守備を引き締める。攻撃でも守備でも頼りになるパフォーマンスだった。

15 稲垣 祥(名古屋)7●4回目
相手の攻撃を寸断し、ゴール前を固め、ゲームをじっくりとした展開にコントロール。欲しかった決勝点も自らのシュートで捻じ込み、勝利の立役者となった。

10 倉田 秋(G大阪)6.5●3回目
低調な小野瀬の分まで左右の両サイドで存在感。アデミウソンの決勝点につながるパスも出した。

FW
11 アンデルソン・ロペス(札幌)6.5●初選出
得点時に見せたファーストタッチの質、そしてランニングスピードは見事だった。高い攻撃力を見せつけた。

9 アデミウソン(G大阪)7●2回目
出場時間は長くなかったが、投入後相手の脅威に。決勝点も利き足でない左で見事に決めて見せた。

37 ジュニオール・サントス(横浜)7●2回目
前半は森重と渡辺の両CBにだいぶ持ち味を消された。しかし54分に先制点を決めると、56分に追加点。守備面での貢献も含め、文字通り勝利の立役者となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部