[J1リーグ30節]FC東京1−3柏/10月28日/味の素スタジアム

 味の素スタジアムで行なわれた“ルヴァンカップ決勝の前哨戦”は、前半2分にミドルレンジから放った江坂のシュートで幕を開けた。

 その勢いを駆ってゴールの匂いを漂わせたのが柏だ。江坂のゲームメイクからシュートに持ち込むシーンが何度か見られた。オルンガがボールを持てば何かやってくれそうな雰囲気になり、それが相手守備陣のプレッシャーになっているようにも映った。

 FC東京にボールを回される時間帯もありながら、柏はアグレッシブなスタンスでゴールを狙った。23分に北爪のクロスにヘッドで合わせたオルンガのシュートはクロスバーを直撃したが、続く28分には仲間のミドルをGKが弾くと、そのこぼれ球を江坂が左足で押し込む形で先制した。

 ホームのFC東京は3試合出場停止明けとなるレアンドロの個人技こそ光ったが、29分のアダイウトンのヘッド以外は良い形でシュートに持ち込めない。きいていたのは柏の両CBで、大南、山下とも文字通り強固な壁となってエリア内に飛んでくるボールを弾き返していた。結局前半は1−0と柏のリードで終わった。

 
 巻き返したいFC東京は、後半開始直後の46分にミス絡みで2点目(オルンガのアシストからクリスティアーノがゴール)を奪われたが、49分にアダイウトンのヘッドですかさず1点を返す。そしてここからどうにか同点に追い付こうと、レアンドロやアダイウトンを軸に攻勢に出ようとしていた。

 そのFC東京は、58分に安部とD・オリヴェイラを投入。より攻撃的なメンバーで同点弾を狙った。髙萩などのチャンスメイクから原がシュートまで持ち込んだ66分のシーンをはじめ、柏陣内に攻め入る頻度は前半よりも高まった。しかし──。

 75分にクリスティアーノのゴールでトドメを刺され、万事休す。これでFC東京はリーグ戦でよもや、よもやの3連敗。シーズン後半戦での急失速で、3位以内確保も難しい状況になってきた。一方の柏はルヴァンカップ決勝(11月7日)に向けて弾みをつけた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)