J1リーグは10月28日、ACLへ参加する3チーム(横浜、神戸、FC東京)の3試合が前倒し開催された。エディオンスタジアム広島で行なわれた32節のサンフレッチェ広島対横浜F・マリノスの一戦は、3−1でホームの前者が勝利を収めた。

 同カードの対戦は横浜が3連勝中。この流れを止めたい広島は、前節からスタメンを3人入れ替えた。出場停止明けとなったレアンドロ・ペレイラ、浅野雄也、柏好文を起用。昨季チーム内トップスコアラーの柏は6試合ぶりの先発となった。

 対する横浜は、週末の試合から6選手を変更。サガン鳥栖へレンタルされたGK朴一圭が外れ、鳥栖から加入し5日前に登録されたばかりのGK高丘陽平が先発。古巣対決となる和田拓也などがスタートメンバーに名前を連ねた。

 試合は、ややスリッピーなピッチ状況で6分にGK高丘がボールを蹴ろうとした際に転倒。こぼれ球を浅野に拾われシュートを放たれるが、これは枠を外れ事なきを得る。

 その後は両チーム球際も激しく主導権を争い、一進一退の時間が続く。

 次第に押し込む時間帯が増えたのは横浜だった。前田大然とエリキの両翼を中心に相手ゴールに迫ると、23分には前田、ジュニオール・サントスと続けてペナルティエリア内でシュートを放つ猛攻を見せるが、最後は広島の佐々木翔に身を挺して防がれ得点ならず。

 するとホームの広島がワンチャンスをモノにする。33分に浅野が左サイドからクロスを送る。ペナルティエリア内は相手DFも人数は揃っていたものの、巧みなポジショニングと動き出しでフリーになっていたL・ペレイラがヘディングでネットを揺らし、先制に成功する。
 
 攻め続けながらも得点が奪えない横浜は、37分に足を痛めていた渡辺皓太が続行不能に。喜田拓也と交代するアクシデントも。

 その後も圧倒的なボールポゼッションとパス数で相手を押し込むが、なかなか縦方向にパスをつける事が出来ず、攻めあぐねていると、カウンターから広島にFKを与えてしまう。浅野が蹴ったボールはチアゴ・マルチンスがヘディングでクリアにいくが、ゴールへ吸い込まれオウンゴールとなってしまう。FKを蹴った際に副審がオフサイドを主張していたようにも見えたが、これは認められず0−2とリードを広げられる。

 さらにカウンターから90分にPKを献上。キッカーを務めた永井龍に移籍後初ゴールを決められる。最後まで攻め続けた横浜は試合終了直前にPKを獲得。チアゴ・マルチンスがこれを決め、こちらはJ初ゴールを記録。しかし反撃もそこまで。1−3で試合終了のホイッスルを迎えた。

 この結果、勝利した広島は勝点を37に伸ばし、横浜は同44のままとなった。

 次戦、広島は10月31日に敵地で第25節・ベガルタ仙台戦。横浜は11月3日にホームで第31節・鹿島アントラーズ戦が行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部