現地時間10月28日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第2節(G組)で、ユベントスが本拠地でバルセロナと対戦した。

 今大会のグループステージ屈指のビッグゲームは、開始早々にスペイン王者が均衡を破る。14分、左サイドでボールを受けたメッシが逆サイドへロングパスを供給。これを受けたデンベレが一気に敵エリア手前までボールを持ちこむと、カットイン気味の体勢から一度キックフェイントを入れてからシュート。これがダニーロに当たってゴール左隅へと吸い込まれた。

 エースを起点とした攻撃から立ち上がりに先手を取ったバルセロナはその後も攻勢を強めながら主導権を握る。一方のユーベは新型コロナウイルス陽性から大黒柱のC・ロナウドが不在となった影響からかどこか決め手を欠く。

 15分と30分にモラタがゴールネットを揺らすも、一つ目はVAR判定の末に無効となり、二つ目はオフサイドで取り消されて、いずれも結果には結びつかず……。本拠地で負けられないイタリア王者は1点ビハインドで前半を終えた。

 迎えた後半、開始早々から攻勢を強めたユーベはナンバー9がビッグチャンスを迎える。
 
 55分、敵エリア内左でクアドラードが折り返したボールに合わせたモラタが同点ゴールをねじ込んだかに思われた。だが、ここで再びVAR判定を採用された結果、オフサイドとなって値千金の一撃は、三度、幻と消える。

 かたや、やや攻め込まれたバルサは、やはりエースのメッシがチャンスを創出する。61分に自らの左足でのミドルシュートで相手ゴールを脅かせば、75分には絶妙なスルーパスでグリエーズマンの決定機を演出。しかし、フランス代表FWのシュートは惜しくもゴール右隅へと外れていった。

 その後、一進一退の攻防戦が続いた一戦は、互いに激しい肉弾戦を演じながら相手に主導権は渡さず。文字通りの好ゲームが展開された。

 そのなかで何とか追いつきたいユーベは、ディバラにボールを集めるも、バルサ守備陣の素早いプレスに10番は苦戦し、思うようにシュートまで持ち込むことができない。

 判定にも嫌われた感は否めなかったが、頼みの“大黒柱”が不在となり、決め手も欠いたユーベ。84分にはデミラルがこの日、2度目の警告を受けて退場となると一気にトーンダウンし、5分後にはベルナルデスキが与えたPKをメッシに決められて万事休すとなった。

 結局、試合はバルサが2-0で完勝。ユーベとの注目されたビッグゲームを制して、Gグループの単独首位に浮上した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部