選手にとっては、健康なのに試合に出られなければ、ストレスかもしれない。自分が大切にしているチャンピオンズ・リーグ(CL)という舞台、それも宿命のライバルとの直接対決の機会となれば、なおさらだ。

 ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドは、10月28日に行なわれたCLグループステージ第2節のバルセロナ戦に出場できなかった。新型コロナウイルスの検査で陽性と判明し、隔離生活を余儀なくされているからだ。

 今月13日にC・ロナウドはポルトガル代表合流中に陽性と判明。イタリアに戻って隔離生活を続けており、すでに公式戦4試合も欠場している。そうしたなkで、リオネル・メッシとの対決が注目されたバルセロナ戦に出場できなかったのは小さくない話題となった。

 試合当日、C・ロナウドはインスタグラムに「健康で好調! フォルツァ(頑張れ)、ユーベ!」と投稿。だが、チームにエールを送ったこの投稿のコメント欄に、本人が「PCRはクソったれ」というひと言を添えたことで大問題へと発展した。

 無症状で自覚がないぶん、ポルトガルの大スターは隔離生活への苛立ちを誤った形で表に出してしまったのかもしれない。陽性と判明した際は、C・ロナウドの姉も、検査や新型コロナに疑念を抱いているかのような文章を投稿し、話題を集めた。
 

 ただ、すでに非難の声は殺到している。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、C・ロナウドのコメントには「無責任だ」など一部ファンから批判が相次ぎ、専門家も「そういう言葉遣いは間違えている。(検査は)真剣なことだ」と苦言を呈した。同紙は「C・ロナウドがSNSで失言」と報じた。

 その後、C・ロナウドはコメントを削除。一方で、ユーベのユニホームを纏ってトレッドミルで走り、ゴールを決めたときのセレブレーションをまね、「フォルツァ、ユーベ!」と仲間を激励する動画を別途投稿した。

 コロナ禍でのフラストレーションを耐えきれずに露わにしてしまったC・ロナウド。今回の失言は反省しつつ、完璧なコンディションで舞い戻ってくることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部