日本代表DFの冨安健洋が所属するボローニャは、今シーズンもクリーンシートがない。

 昨シーズンのセリエAで、第6節から最終節まで33試合連続で失点という不名誉な記録をつくったシニシャ・ミハイロビッチ監督が率いるチームは、新シーズンから右SBだった冨安をCBにコンバート。ベテランのダニーロとコンビを組ませている。

 右SBには指導した経験豊富なイタリア代表のロレンツォ・デ・シルベストリを、左SBにはバイエルンも狙っていたスコットランドU-21代表の逸材アーロン・ヒッキーを獲得した。だが、最終ラインにテコ入れして迎えた今シーズンも、ボローニャ守備陣は失点が続いているのだ。2節のパルマ戦と3節のベネベント戦以外の4試合はいずれも複数失点。総失点12は、1試合平均2失点を意味する。

 CBというポジションである以上、冨安も失点に絡むことは避けられない。4節のサッスオーロ戦でオウンゴールも記録してしまったこともあり、21歳の日本代表DFに批判的な採点をつける地元メディアもある。

 しかし、ボローニャOBのジョナタン・ビノットは、「失点は冨安だけの責任ではない」と強調している。ボローニャ専門サイト『tuttobolognaweb』で、「トミヤスにはみんな大きく期待している。信頼できる選手だ」と話した。

「失点時に彼だけを責めるべきではない。きちんとチームのプレー全体を分析する必要がある」

 開幕6試合で勝点6のボローニャは13位と苦しい船出を切った。だが、ビノットは「結果が出ず、パフォーマンスも良くないときが問題だ」と持論を展開している。

「ボローニャはそうじゃない。パフォーマンスが良ければ、長期的には結果も得られる。少し継続性がなく、ブラックアウトしてしまい、ポイントを落とすことがあるけどね」

 来る11月8日の次節で、強敵ナポリと対戦するボローニャ。インターナショナルウイーク前の最後の一戦で、冨安ら守備陣は今シーズン初のクリーンシートを記録できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部