ブラジル1部・ボタフォゴに所属する本田圭佑が現地時間6日、自身のツイッターを更新し、クラブ経営に物申した。

 本田は今シーズンからブラジルでプレー。キャプテンとしても出場し、先月には全国選手権で三浦知良、前園真聖以来の日本人3人目となるゴールを奪うなどインパクトを放ったが、チームは降格圏とは1ポイント差の14位と低迷。さらに今月3日のカップ戦でも格下相手に手痛い黒星を喫し、ファンからは日本人MFやチーム全体に向け非難の声が殺到している。

 そのなかで本田は「ボタフォゴを愛する全ての人のために」とタイトルをつけ、ファンに宛てた全文ポルトガル語の長文メッセージを送っている。

「ブラジルに来て9か月が経った。コパ・ド・ブラジル敗退後も、ファンの期待に応えられなかったことを悔やんでいる」

 まず伝えたのは謝罪の言葉。そのうえで「フィールドで全力を尽くすだけでなく、ボタフォゴに何が貢献できるかを考えている」とし、クラブが抱える深刻な財政問題について、「外国からの投資だけに頼るのは危険」と前置きし、次のように意見を飛ばした。

「外国からの投資があっても、目標が達成されず、ファンの不満が高まるときはやってくる。結局投資家は現場を去り、クラブは現在と同じ状況に戻り、短期的に収入を増やすために外資を探すという同じ過ちを繰り返す。

 ボタフォゴは起業家のクラブでも、一定期間後に去る私のような外国人のクラブでもない。生まれてからボタフォゴを愛し、支えてくれる全ての人のためのクラブだ。私たちは皆で一緒にクラブを強くする必要がある。外資に依存しないためには、一人ひとりの生活に影響を与えることなく、全てのファンがクラブにお金を注入できるプロジェクトから始めることが重要」
 
 短期的ではなく、将来性のある計画の重要性を説いた、経験豊富な34歳。そして最後は「主力はファン」と呼びかけ、「非難したり傷つけたりすることなく、お互いを尊重し合いながら議論に参加し、クラブが正しい方向に進んでくれることを願っている」と結んだ。

 この投稿にはブラジルメディアも反応。『Esporte Interativo』では「ホンダが『ボタフォゴの運営・管理方法を見直す時期に来ている』と主張」と見出しをつけ、詳報している。

 130年近くの歴史を持つ名門クラブはこのほど、横浜マリノスでプレーし、Jリーグの初代得点王にも輝いたラモン・ディアス氏の就任も新たに発表。良くも悪くも熱視線が集まる本田には、“新生”ボタフォゴで大車輪の活躍を期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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