日本代表は11月9日、オーストリアのグラーツで13日のパナマ代表戦、17日のメキシコ代表戦に向けたトレーニング合宿をスタート。同日には、森保一監督がオンラインによる会見を行ない、今回の代表活動への意気込みなどを語った。

 ヨーロッパでは8月下旬以降、再び新型コロナウイルス感染症が拡大傾向にある。今回の遠征地であるオーストリアの隣国ドイツ、イタリアをはじめ、フランスやイングランド全域でも、再びロックダウン(都市封鎖)に踏み切っている。

 こうしたなかで現地に赴いた森保監督だが、「10月の時と今回で、(欧州に)向かう途中の違いは大きくは変わっていないと感じている。途中のアムステルダムやグラーツの空港ではほとんど人がいなくて閑散としていた。移動では逆に人が少ないので、リスクは低いのかなと思うし、滞在ホテルは完全貸し切りの状態で一般の方と接することはないので、より安全に過ごせるのではないか」と見通しを語った。

 一方で、森保監督もヨーロッパでの感染拡大の傾向には懸念を抱いており、「10月の活動においても直前まで活動できるか分からないと思っていた」と本音を明かし、また今回のオーストリアでの活動についても同様で、「新型コロナウイルスの感染拡大の世界情勢を考えれば、中止も覚悟しなければならないと思っていた」という。

 今後、日本代表は13日、17日の親善試合に向けてトレーニングを重ねていくことになるが、指揮官は「少しでも安全に過ごせるように感染対策をしっかりしていきたい」と気を引き締める。

 また同時に、「我々だけで試合ができるわけではない。相手チームに起こることで活動が難しくなることも考えていかなければならない。最後の可否がどうなるかは、その時の決定に従うということで準備を進めていく」と語り、感染予防対策を講じながら、粛々と準備を進めていく考えを示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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