日本代表は11月9日、オーストリアのグラーツで13日のパナマ戦、17日のメキシコ戦に向けたトレーニング合宿をスタートさせた。

【日本代表PHOTO】パナマ、メキシコ戦に臨む招集メンバー24人

 10月のオランダ合宿には渡航制限があって招集を見送られていたパルチザンの浅野拓磨が初日のオンライン会見に登場し、昨年の11月以来ちょうど一年ぶりとなる代表活動への意気込みを語った。

「前回もコロナの影響で合流できなかったので、常にチームでプレーするうえで、代表というのは意識していて、活動がある限り常に参加したいという気持ちがあった。前回は悔しい想いをしましたが、今回こうやって呼んでもらえたことは光栄ですし、呼んでもらった限りは、全力で与えられた役割をプレーするだけです」

 セルビアは渡航制限があり、「本当に今年は大変な時期が長くて、特に家から出れない、シーズンオフに日本に帰れないという時期は、メンタル的に今までに感じたことないような大変さやキツさを感じた」と本音を漏らした。だが、それを乗り越えたことで今の活躍があるという。

 浅野は今シーズン、公式戦17試合に出場し、8ゴール・4アシストと絶好調。セルビア・リーグ第5節のインジヤ戦ではプロキャリアで初のハットトリックを達成するなど、持ち前の爆発力が戻ってきた。
 
 コロナ禍でチームの活動はない期間も、自宅で毎日1時間半から2時間のトレーニングを欠かさず、外に出られる時は近くの公園で心拍数を落とさないようなトレーニングもしていたという。

「コロナの期間で、チームでも練習ができないとき、外にも出れなかった時期に何をしていたかと問われたら、僕は自信を持って試合が始まった時の準備を全力で出来たと今でも言えますし、それがシーズン再開の時の結果に繋がった。その時の結果が積み重なって今に繋がり、それが自信に繋がっていると感じています」と意気軒昂だ。

 日本代表は10月の2つの親善試合ではともに無失点に抑える一方で、得点はセットプレーによる1点のみ。前回との“違い”を出すためにも浅野にかかる期待は大きい。

「(チームに)入ったらどういうプレーをしようかというイメージは常に持って見ていたので、僕が入ったらもっとスペースを活かす動きやゴール前に絡んでいく動きを出していきたい。

 どのポジションで出ても今は与えられた役割を、全力で発揮できるという自信はあります。もともとフォワードの選手なので、フォワードをやりたいという気持ちはもちろんありますし、そこで使われたからにはゴールを取るという自信も常に持っています。

 正直、どこで使ってもらおうが構わないですし、与えられた場所で与えられた役割を全力で果たせれば自分の良さを出せると思うし、日本代表のために戦えると思うので、本当に全力でやるだけだと思う」

 そう力強く宣言した“ジャガー”の、代表での爆発に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部