リバプールのレジェンドである元イングランド代表のジェイミー・キャラガーは、長年にわたってプレミアリーグやチャンピオンズ・リーグ(CL)といったハイレベルな舞台で戦った名手だ。

 そのキャラガーが、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』の番組で、「最もタフだった対戦相手」をリストアップした。

 まず触れたのは、リバプールがミランを相手に3点ビハインドをはね返し、PK戦の末にCLを制覇した2005年の「イスタンブールの奇跡」で対戦したパオロ・マルディーニだ。キャラガーは、この大一番の前にマルディーニが自分に言及したのを知って、「オー・マイ・ゴッド、俺のことを知っていると思った」と明かした。

 そして、同じイングランド人からはジョン・テリーを選出し、「プレミアリーグ時代最高のCB」と称賛したうえで、「私と同じタイプの選手で、正直、より良くしたバージョンだね」と話した。

「彼のサッカーの能力はとても過小評価されていると思う。偉大な選手だった。ずっと、テリーはDFで、リオ・ファーディナンドはフットボーラーと感じていたんだ。だが、リオは言われていたよりもはるかに優れたDFだったし、テリーは言われていたよりはるかに優れたフットボーラーだった」

 また、「大好き」という3位のシャビ・エルナンデスとは、時折連絡していると明かし、「思いつくなかで最高のMFが彼だ。ベストのMFを選べと言われたら彼をチョイスする」と絶賛。スティーブン・ジェラード以上だったかとの問いにも「イエス」と答えている。

「彼のゲーム運びを誰も止められなかった。それは不可能だったんだ。彼はバルセロナで毎週やっていたことをワールドカップ決勝でもやった。サッカーのあらゆるレベルで役割を立派に果たしたんだ」
 
 シャビとバルセロナでプレーしたリオネル・メッシについてキャラガーは、「私が対戦したのは彼が若いときで、ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ)時代ではなかった」と前置きしたうえで次のように選出理由を明かした。

「リストには入れなければいけない選手だ。我々(リバプール)が対戦したバルセロナは、欧州王者だった。メッシが右ウイングでロナウジーニョが左ウイング、中央にサミュエル・エトー。なんという3トップだ! そのなかでも彼は“絶対神”だったんだ。トップ5に入れないわけにはいかない」

 そのメッシを「上回る」と選んだのが、元アーセナルのティエリ・アンリだ。

 キャラガーは、「プレミアリーグ歴代最高の選手と言っても、多くの人が賛同すると思う。当時のアーセナルは、私が対戦した中でベストのチームだよ。ミランやレアル・マドリー、バルセロナと比べてもね」と述べている。

「彼はファンタスティックだった。間違いなく、私が対戦した中でもっともタフだった選手だ。あのアーセナル時代の彼は、1、2年にわたって世界最高の選手だったと思う」

 対戦回数や舞台なども影響したのは間違いないが、いずれにしても、歴戦を戦ってきた名手による興味深いリストであることは確かだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部