[国際親善試合]日本 1-0 パナマ/11月13日/メルクール アレーナ(オーストリア)
 
【日本代表・総評】

 3-4-2-1でスタート。「合わないところがあった」(森保監督)と、立ち上がりは相手のプレスや自分たちのパスミスなどで苦しい内容。しかし、ボランチの柴崎、橋本がボールを持てるようになると復調。前線3枚を活かしつつ、61分には南野のPKで先制。守備陣はオランダでの10月の2連戦に続いてクリーンシートを達成。ただ追加点を奪えないなど少なくない課題も残る。
 
【個人採点・寸評】
GK
12 権田 修一 6
7試合連続でのクリーンシートを果たす。相手のミドルを的確に弾き出した。
 
DF
2 植田直通 6
10月のコートジボワール戦で決勝弾を挙げていた男は、6分には後方からのフィードで南野のチャンスを演出。積極的に振る舞ったが、クオリティを欠く場面があったのは課題。
 
3 室屋 成 6(81分 OUT)
果敢に前へ。右サイドから中に入って最前線でボールを呼び込むなど攻撃に変化を加え、貴重な存在であることを示した。ただし持ち上がった際のパスはもう少し丁寧に送りたかった。「6.5」に近い「6」だろう。
 
 
5 長友佑都 5.5(58分 OUT)
読みを利かせた守備を見せた一方、逆サイドからのロングフィードを受けた場面は相手との競り合いになることが多く、上手く攻撃に絡めなかった。53分の決定機もモノにできず。ただし、このゲームで歴代2位となるA代表通算123試合出場を果たした。
 
20 板倉 滉 6.5
危ないシーンは少なく、無失点に寄与。上手くボールを前に運び、後半立ち上がりの身体を張ったブロックなど実に落ち着いたパフォーマンスだった。好印象を残したひとり。
 
22 吉田麻也 6
フィードが味方に通らなかった場面は反省も、3バックをコントロールして10月のコートジボワール戦に続いてチームを無失点勝利に導く。相手をエリア内では自由にさせなかった。
 
MF
7 柴崎 岳 6(81分 OUT)
試合立ち上がりはボールの扱いが安定せず、チームを落ち着かせられなかった。もっとも20分ごろからパナマのプレスを受けない上手いポジション取りでボールを引き出し、時間を作ってシンプルにつないだ。欲を言えばもう少し攻撃を加速させたかった。
 
10 南野拓実 6.5(71分 OUT)
巧みな動き出しで後方からのロングボールに抜け出すもゴールは奪えず。それでもCFながら中盤に落ちてパスを受けるなど柔軟に動き、61分には自ら奪ったPKを決めてみせた。

13 橋本拳人 5.5(HT OUT)
立ち上がりこそ浮足立つも、徐々に冷静さを取り戻し、柴崎とともにボールを動かした。ハーフタイムでの遠藤との交代はプラン通りのものか。
 
17 久保建英 6(70分 OUT)
相手のギャップを突きながらパスを受けて前へ。38分には“らしい”浮き球のパスも披露。そして59分には南野がPKを奪うシーンを演出した。
 
25 三好康児 5.5
試合立ち上がりはボールロストを繰り返す。それでもエンジンが温まってくると得意のドリブルで仕掛けた。終盤の決定機はGKにセーブされる。評価が難しいひとり。
 
 
交代出場
MAN OF THE MATCH
MF
6 遠藤 航 6.5(HT IN)
先制点につながるPKは彼の縦パスから。クラブでの好調ぶりを攻守で示した。後半頭から登場し、試合を動かした点も評価してMOMに選出。
 
MF
8 原口元気 6(57分 IN)
左ウイングバックとしてプレー。出場直後にクロスを送り、シュートにも絡む。
 
MF
9 鎌田大地 6.5(71分 IN)
しっかりボールを奪い、魅力的なテクニックでキープ。軽快な動きとパスで次々にチャンスを作り出した。
 
FW
18 浅野拓磨 6(70分 IN)
75分には快足を飛ばして抜け出したところをGKに倒され、相手守護神は退場に。持ち味を発揮した。
 
DF
19 酒井宏樹 ―(81分 IN)
出場時間は短かったものの、試合をしっかり締めた。攻守で危なげなくプレー。
 
MF
4 中山雄太 ―(81分 IN)
激しく寄せて相手を潰す。欲を言えばファールをせずにボールを奪い切りたかった。
 
監督
森保 一 6
前半途中からリズムを取り戻したが、試合の入りは苦しい内容に。3-4-2-1で連係面を確認できたのは収穫も、前からのプレスのハメ方など整備しなくてはいけない点はまだ多い。



構成●サッカーダイジェスト編集部
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。