アルゼンチンの絶対的エースの振る舞いが物議を醸している。

 現地時間11月12日に行なわれたカタール・ワールドカップの南米予選第3節で、パラグアイをホームで迎え撃ったアルゼンチンは1-1で引き分けた。

 21分にPKで先手を取られながらも、41分にニコラス・ゴンサレスのゴールで同点としたアルゼンチンは、57分にジオバニ・ロ・チェルソの左サイドからの折り返しを、走り込んできたリオネル・メッシが左足で流し込む……。が、これが直前にファウルがあったとしてゴールは取り消されてしまった。

 小さくない話題となっているのは、この試合のレフェリングに対するアルゼンチンの10番のリアクションだ。

 パラグアイのミゲル・アルミロンに対するルーカス・マルティネスのファウルに抗議をしていたメッシは、自身の逆転ゴールをVAR判定の末に取り消されると憤慨。ラファエル・クラウス主審に向かって、「2度もやってくれたな!」と怒りを露わにした。相手のハードなチェックに苦しみ、溜め込んでいたフラストレーションを爆発させたのだ。
 
 この大黒柱の振る舞いについて、アルゼンチンの全国紙『Ole』は、「レオは正当な理由で、ブラジル人主審に怒った」と綴っている。

「メッシはジャッジに対して熱くなっていた。しかし、今回はコパ・アメリカの時とは違い、公の場で不満を爆発させるのではなく、レフェリーと面と向かって対峙して心情を表現した」

 南米サッカー界においてのVAR使用について独自の見解を示す人物もいる。アルゼンチン人の元レフェリー、ハビエル・カストリル氏は、自身のツイッターで、こう綴っている。

「ペルーとブラジル、そしてアルゼンチンとパラグアイの試合後、私は南米の審判にVARを手渡すのは、猿にナイフを与えるようなものであると断言できる」

 現地時間11月17日にはペルーとの対戦を控えているアルゼンチン。敵地での一戦で、メッシは溜まった鬱憤を晴らすことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部