[J1リーグ27節]名古屋1-0FC東京/11月15日(日)/豊田ス

【名古屋vsFC東京】ハイライト動画&詳細マッチスタッツ

【チーム採点・寸評】
名古屋 6.5
前半を支配し、後半は押し返されつつも失点のリスクは最小限に抑え込んだ。勝点3はマテウスの個の力が呼び込んだが、それも含めてこの試合を勝つための流れにできていた。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6
相手の決定機は一度だけ。シュートストップという点では仕事の少ない試合ではあったが、守備陣の要としてそつのないプレーで守備陣に良い意味での影響を与えなかった。

DF
34 オ・ジェソク 6.5
3試合ぶりに右サイドバックで出場したが、対策をしていたというアダイウトンとのマッチアップは大迫力の立ち回り。強力な外国籍FWたちに仕事をさせなかった。

4 中谷進之介 6
コロコロと入れ替わる相手の1トップに冷静に対処し、カバーリングの間合いも広く守備陣を引き締めた。PKが決まった瞬間に喜びを爆発させた姿は実に熱かった。
 
3 丸山祐市 6
リスクマネジメントを第一に据えたプレーは試合の流れを崩さず、チームにとっては明確な指針として大きな存在感を放った。

23 吉田 豊 6.5
オリヴェイラとのマッチアップはフィジカル勝負あり、駆け引きの妙ありと実に楽しめた。機を見たオーバーラップも精力的で、ゴール前でのフィニッシュまで見せた。

MF
25 前田直輝 6.5
本職のFW不在の事態の中、流動的な攻撃の起点となって巧みなボールレシーブの動きを見せた。決定機は決めたかったが、それ以上にチームの攻撃に緩急をつけた働きは大きい。

15 稲垣 祥 6.5
中盤の主導権争いで頑強さを見せ、セーフティファーストなプレー選択でもチームの意識を統一させた。ボール奪取、50:50の状況の制圧など、職人の仕事が光る。
 
MF
2 米本拓司 6.5
かつての同僚たちにもフルパワーでぶつかりに行き、行動力のすさまじさで相手の攻撃力を削いだ。ゴール前に絡む動きも多く、八面六臂の大活躍。

MAN OF THE MATCH
16 マテウス 6.5
ボールを持ってのプレーはオリヴェイラなどにかなり制限されたが、集中力を切らせることなくプレーを続け、最後の最後で決定的な仕事をしてみせた。試合を決める男としての能力は規格外。

FW
10 ガブリエル・シャビエル 6.5
1トップとトップ下の間を行ったり来たりするような動きでボールの中継点となり、守備面でも身体を張った。流動性が求められる前線のやりくりの中で、その能力がはまった感はある。

8 阿部浩之 6
シャビエルが広範囲に動き回る一方で、敵最終ラインとの駆け引きをし続けることでバランスをとっていた。縦パスが入れば連係の下となり、あまり目立つこともなかったが着実な働きで勝利を下支え。
 
交代出場
FW
27 相馬勇紀 ―(85分IN)
引き締まった試合展開の中で交代は最小限にとどめられたが、なんとしても勝点3をという一手としての起用にアグレッシブさで応えた。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6.5
CF不在の状況を逆手に取り、「つかみどころのない攻撃」をデザインして試合を優位に運んでみせた。持ち前の機動力を上手く転用し、守備はあくまで堅く。大きな勝点3をもたらしている。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 
【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5
勝利したルヴァンカップ準決勝同様に堅守速攻から序盤はチャンスを作るが、20分過ぎからは自陣に張りつけにされた。後半はルヴァンカップ準決勝に向けて準備していたという3バックを採用し息を吹き返すも、逆に守備面で綻びが出て終了間際にPKを許した。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 5.5
足もとの技術も確かにビルドアップを支え、名古屋のチャンスにもサイズを生かして立ちはだかった。全体的に悪くないパフォーマンスの中、最後のPKは不運。

DF
37 中村帆高 6
オリヴェイラのフォローもしっかりと密度濃く務め、オーバーラップも豊富。対人も空中でも競り合いに強く、上下動の機敏さは目立った。

4 渡辺 剛 6
高さの面でセンターFW不在の名古屋に対して大きくアドバンテージを握った。コーチングも的確でDFリーダーとしての存在感は十分。カバーリングも光った。

3 森重真人 5.5
ビルドアップではボランチのごときパスさばきを見せ、空中戦でも強さを誇示。ディフェンスは最後まで堅さを保っていたが、相手の飛び道具にしてやられた。

6 小川諒也 5.5
前田とのマッチアップにはやや苦戦も、攻撃時のフォローアップには安定感があった。最前線まで駆け上がっての攻撃参加も多かったが、やや質を欠いたか。
 
MF
45 アルトゥール・シルバ 5.5 (87分OUT)
ボール奪取力、圧のかけ方は流石だが、髙萩につなぐゲームさばきの面で物足りなさ。後半は一列上がってその特徴がより生かされはしたが、勝点にはつながらなかった。

8 高萩洋次郎 5.5
トップ下でスタメン出場、フォアチェックも精力的に前線を担い、後半からはアンカーとして攻撃のクオリティ向上に努めた。PKの判定は残念なところだったが、必死さの副産物でもある。

31 安部柊斗 5.5
運動量も豊富に攻守にわたってボールに絡み続けたが、ボールを前線につなぐ段階の仕事がもっと欲しい。後半はインサイドハーフでより躍動感を増してプレー。 
 
FW
20 レアンドロ 5(77分OUT)
守備面での緩慢さが前半には目立った。攻撃での能力の高さは見せられていただけに、チームの流れにもっと乗れば展開は変わっていたか。

15 アダイウトン 5.5(65分OUT)
1トップから左にと流れてボールを収める起点となったが、相手の緊密な守備網に絡めとられること多数。脅威にはなれていたが、もっとゴール前で発揮したかったところ。

9 ディエゴ・オリヴェイラ 5.5(77分OUT)
マテウスを封じ込め、1人で数人を突破してしまう能力は凄まじかったが、名古屋の囲い込みの速さにその後の連係がつながらなかった。もっとゴール前で仕事をしたかった。
 
交代出場
FW
11 永井謙佑 5.5(65分 IN)
流れをつかみ出したところでの投入で勢いを出したかったが、相手CBの警戒心の前にプレーの自由は奪われた。フォアチェックの鋭さは十分なプレッシャーにはなっていたが。

MF
7 三田啓貴 5.5(77分IN)
右ウイングを起点に動き回ってボールを引き出し、得点への流れを生み出そうとはしていたが、相手の堅い守備の前に大きな仕事はできず。

FW
24 原 大智 5(77分IN)
守備面での貢献はしっかり見せていたが、高さ、機動力を生かした攻撃面でのパフォーマンスは物足りなかった。

MF
28 内田宅哉 ―(87分 IN)
中盤に入って守備の補強はできていた印象。しかし時間も少なく、試合結果に対して何かの仕事をするまでには至らなかった。

監督
長谷川健太 5.5
前半と後半で配置を変えて試合をコントロールしたが、決定機があまりにも少なかった。前半にもう少し圧力を相手ゴール前にかけられていればとは思うが、結果の出方は残念で劇的でもあった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)