[J1リーグ30節]G大阪1−1鳥栖/11月29日(日)/パナスタ

 ガンバ大阪は、立ち上がりサガン鳥栖の勢いに押され、J初先発の相良竜之介に11分にJ初ゴールを許すが、その後はペースを掴み好機を連発。しかし、CKから菅沼駿哉のヘディングシュートはクロスバーに直撃し、再三競り勝っていたパトリックのシュートは枠を捉えることができず、じりじりと時間が過ぎて行った。

 試合後に宮本恒靖監督は「前半からチャンスは作れていました。(ハーフタイムでは)守備のところの確認と、やはりこの勝負に勝ち切る、決めきるというところを言いました」と檄を飛ばしたと明かし、56分に山本悠樹を投入し3バックでスタートしていたシステムを従来の4−4−2にシフトし、攻撃の色を強めていった。

 さらに前回対戦で2ゴールを決め、鳥栖キラーとも言うべき渡邉千真を投入すると、その渡邉が右サイドでタメを作り、走り込んだ髙尾瑠へスルーパス。ペナルティエリア内で髙尾からの折り返しに反応したパトリックが右足ヒールでゴールに流し込むという、見事な連係から同点弾を決めた。

【動画】「素晴らしかった」と宮本監督も称賛!パトリックの同点ゴール

 指揮官は「点に関しては素晴らしかったと思います。ただ、チャンスはあったので、決めきる力をつけていかないといけない」と語り「勝点3を取りたかったというのが正直なところです」とその後も訪れたチャンスで逆転できなかったことを悔やんだ。
 
 引き分けに持ち込み、勝点1を積み上げ同59としたG大阪は2位をキープ。しかし、残り試合数が同じ3位名古屋とは3ポイント差。勝点で並んでいる2チーム、1試合消化が多い4位鹿島、1試合消化の少ない5位C大阪とは4ポイント差と、2位に与えられる天皇杯出場権を巡る争いは接戦になっている。

 現役時代に2005年のJ1制覇も経験する宮本監督は「これからも厳しい3試合になると思います。けれども、選手たちにはメンタルの部分が大事だと言っています。内容的に厳しいものであっても、今日のしっかりと追いつき追い越すという狙いをもってしっかりと戦えていた姿というのは、継続して、今度は勝ち切れるようにしたい」とラストスパートを誓った。

 鳥栖戦を引き分けに持ち込めたことで、自力で2位を決められる可能性を残したG大阪。今後は31節・湘南戦、33節・横浜FC戦をアウェーで戦い、最終節・清水戦をホームで戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部