現地時間12月22日、カラバオカップの準々決勝が行なわれ、本拠地でマンチェスター・シティと対戦したアーセナルは1-4と完敗を喫した。

 開始3分にガブリエウ・ジェズスに先制を奪われたアーセナルは前半のうちに追いついたものの、54分と59分に立て続けに失点。さらに73分にエメリック・ラポルトにダメ押し点を決められて万事休した。

 この試合でガナーズにとって痛恨だったのは、守護神ベルント・レノに代わって先発に抜擢されたルーナル・ルーナルソンだ。

 今夏にリーグ・アンのディジョンから加入したアイスランド代表GKにとって、この試合がイングランド国内では初の公式戦出場。それだけにアピールしようと気合が入っていたはずだが、1-1で迎えた54分にやらかしてしまう。

 マンチェスター・Cが敵ゴール前でFKを得た場面だった。ルーナルソンはピンチを防ごうと極端に左ポスト寄りに身構えて駆け引きを展開。これに「キーパーのポジションには驚いた」というキッカーのリャド・マハレズは、GKめがけてシュートを打ってしまう。

 駆け引きに成功して自らの正面にシュートを打たせたルーナルソン。難なくストップできるかと思われたのだが、強烈なドライブのかかっていたことに慌ててはじき、ボールは無情にもゴールへと吸い込まれた。
 

 試合後にマハレズが「ラッキーなことにキーパーがちゃんとキャッチできなかった。それは僕らにとってはかなりついていた」と語ったように、このミスはアーセナルにとってはあまりに痛恨だった。

 当然、現地メディアからは批判の声が上がっている。英紙『The Sun』はマッチサマリーにおいて「悪夢の対応だ。彼はどういうわけか、自分のゴールにボールをこぼした」と酷評。さらに寸評採点においてチーム最低評価の「4」を与えたうえで、次のように皮肉った。

「彼にとっては忘れ難い夜となった。早々にジェズスにゴールを与えて悪夢のスタートを切った彼はボールが近くに来るたびに、怖がって硬くなっているようにも見えた。問題のFKの場面ではボールは自らのど真ん中にきていて、絶対的に止めたいところだった」

 リーチの長さを活かした安定したセーブに定評があったはずのルーナルソン。だが、その“初陣”は散々なものとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部