名手が見せた技あり弾に注目が集まっている。

 現地時間1月9日に開催されたラ・リーガ第18節で、敵地に乗り込んでグラナダと対戦したバルセロナは4-0と快勝した。

 バルサを3連勝に導き、リーガの得点ランキングで単独トップに立つ2ゴールをねじ込んだのが、大黒柱のリオネル・メッシだ。チームが1点をリードした35分にアントワーヌ・グリエーズマンとのコンビネーションから追加点を挙げると、42分にもダメ押し点を奪った。

 7試合負けなしと、上り調子のチームを牽引する偉大なるナンバー10の2点目が話題を呼んでいる。

 敵ペナルティエリア手前で獲得したFKでキッカーを務めたメッシ。眼前には2枚の壁が立ちはだかった。というのも、グラナダ守備陣は、ニアサイドとファーサイド側に壁を形成。そしてシュートの瞬間に壁の間に1人が倒れ込むトリックプレーを講じたのだ。

 しかし、メッシは相手の“奇策”にも一切動じなかった。シュートコースはほとんどなかったが、やや手薄となっていたファーサイド側の壁の足下をグラウンダーで射抜いてみせたのである。
 
 このメッシのFK弾は、現地メディアでも賛辞を浴びている。スペイン全国紙『Marca』は、「最高のメッシが帰ってきた」と褒めちぎった。

「メッシはライバルの“障壁”をいとも簡単に破った。グラナダは低いシュートを警戒して、地面にも選手を配置する特殊な守りを講じた。だが、それでもバルサの偉大なるフランチャイズプレーヤーの2ゴール目は回避できなかった。アルゼンチンの天才であるメッシはこの手のことに慣れていた」

 海外メディアも驚嘆している。英メディア「GIVE ME SPORT」は、「バルセロナのスターがグラナダの奇妙な戦術を逆手にとった」と見出しを打ち、得点シーンを次のように描写した。

「リーガの守備陣は名高いFKに恐れながら生きている。対戦相手は回避するためにあらゆる対策を施してきた。しかし、滅多に目にしなかったのが、グラナダの選手が最後の数秒間にピッチに身を投じたプレーだった」

 出場した直近の5試合で6ゴールと量産態勢に入ってきたメッシ。その黄金の左足からますます目が離せなくなってきた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部