優勝候補の2チームによる直接対決だ。セリエAでは1月17日の第18節で、インテル対ユベントスのイタリア・ダービーが行われる。

 首位ミランに3ポイント差の2位インテルと、同7差の4位ユベントスは、開幕時点で優勝を競うとみられていた“2強”だ。10連覇を狙う王者ユーベと、欧州の舞台から姿を消し、国内での戴冠が熱望されるインテルとの激突は、大きな注目を集めている。

 特に期待されているのが、クリスチアーノ・ロナウドとロメル・ルカクという、両チームの絶対エースの対決だ。イタリア衛星放送『Sky Sport』は1月14日、両者のいくつかのスタッツを比較した。データは『Opta』や『Transfermarkt』を参照している。

 ロナウドとルカクがそれぞれのチームに欠かせないことは明白だ。加入してからのチームの試合数に対する出場割合は、ルカクが93.5%(78試合中73試合)でロナウドが84.9%(126試合中107試合)となっている。

 言うまでもなく、両者が不可欠なのは、ゴールを量産してくれるからだ。昨シーズンの公式では、ルカクが34得点、ロナウドが37得点を挙げた。ロナウドは1年目に28得点。平均で32.5得点という数字だ。

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 通算では、インテルで2年目のルカクは51得点をマーク。114分ごとに1得点を挙げている。ユーベで3年目のロナウドは、通算84得点。109分ごとに1得点だ。

 内訳をみると、ルカクは19%の10得点を右足、67%の34得点を左足、14%の7得点を頭で記録。ロナウドは67%の56得点を右足、18%の15得点を左足、15%の13得点を頭でマークした。なお、PKはルカクが11本すべて成功、ロナウドが30本中26本成功だ。

また、彼らは自分たちで得点するだけでなく、仲間のゴールも演出している。ルカクは9アシスト、ロナウドは20アシストを記録してきた。ゴールと合わせた得点関与という点では、ルカクが97分ごと、ロナウドが88分ごとに絡んでいる。

 興味深いのは、ルカクもロナウドも、もっとも多くの得点を挙げている時間帯が、61分から75分にかけてだったことだ。後半半ばの重要な時間帯にネットを揺らしてくれるのは、チームにとって頼れる存在と言えるだろう。

 実際、両チームにおける“依存度”が議論となるルカクとロナウドだが、チームにおける得点比率が高いのは前者だ。ルカクが30.9%(165得点中51得点)で、ロナウドは35.2%(238得点中84得点)だった。

 しかし、出場時と不出場時のチーム勝率の変動をみると、インテルにおけるルカクの“依存度”が上回る。ルカクが出場したときは勝率60%のインテルだが、不出場のときは40%と20%下がるのだ。一方、ロナウド出場時のユーベは勝率69%で、不出場時は52%と17%減だった。

 いずれにしても、ルカクとロナウドがインテルとユベントスの鍵を握る存在であることに疑いはない。17日のイタリアダービーは、どちらのチーム、そしてどちらのエースに軍配が上がるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部