ラ・リーガ1年目のマジョルカでの活躍が認められ、昨夏にレアル・マドリーからビジャレアルへレンタル移籍を果たした久保建英。だが、厳しいポジション争いのなか、ウナイ・エメリ監督の信頼を勝ち取れず、出場機会を求めて、今冬にヘタフェへと活躍の場を移した。

 その“日本の至宝”の分析記事を掲載してきたビジャレアルの専門サイト『Villarreal USA』は、「タケフサ・クボのビジャレアルでの別れへの考え」と題して、この半シーズンを振り返っている。

「このビジャレアルには他にも才能のある選手がたくさんいるので、クボがこのクラブで成功する唯一の方法は、彼がピッチに立つたびに、すべてを出さなければならなかった。だが、彼はそうしなかった、そのようには見えなかった」と綴った同メディアはこう続けた。

「黄色いシャツを着た最初の数試合は、数分しか出番がなかった。しかし、ヨーロッパリーグでは全試合でスタメンだった。そのパフォーマンスから判断すると、クボは才能の“火花”を見せたと言っても過言ではないが、火花は火花のままだった。彼はこのレンタル期間を通じて、継続性に欠けたのだ」

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 記事は、「彼は保証されたスターターのように振る舞っていたが、実際には程遠かった」と厳しい評価をしながらも、「彼の瞬間がなかったわけではない。ただ十分ではなかった。非常に才能のある選手であり、それはELで示された」と、ポテンシャルを発揮した試合もあったとしている。

 そして、「この移籍は完全な失敗だったわけではない。クボは多くのことを学んだ。タフになったし、ボールのために戦うようになった」と成長した面を評価。「すべてのクラブで、攻撃の鍵を渡されることできないと気付いたに違いない。マジョルカではそうだったが、クオリティと競争に大きな違いがある、ビジャレアルではそうでなかった」と続けた。

 また、今後の課題について、次のように指摘している。

「彼が最も学んだことが、継続性の欠如であることを願っている。それがすべての若手にとって問題である。偉大な選手になるかどうかの大きな違いになる。偉大な選手は、一貫して改善を続け、得意ではないことに取り組む。それが素晴らしいプレーヤーを作るのだ。クボがそうなりたいのなら、そうする必要がある」

 最後に「特定の役割を果たしながら効率的かつ一貫性を保つように取り組む必要がある。トップクラブでは、マジョルカのように攻撃でプレーヤーがやりたいことを何でもできるわけではない」と記事は締めくくっている。

 ビジャレアルでのほろ苦い経験を糧に、ヘタフェで輝きを取り戻すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部