屈辱的な敗北が、カリスマ監督の時代に幕をおろすのか。
 
 レアル・マドリーは1月20日、コパ・デル・レイ3回戦で2部B(実質3部)のアルコヤーノに1-2で敗れ、まさかの大会敗退に終わった。
 
 先制しながらもリードを守り切れず、さらには相手が退場者を出した延長戦に勝ち越し点を献上。数的不利の格下相手に失態を演じ、“白い巨人”は批判の嵐にさらされている。
 
 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ジネディーヌ・ジダン監督は試合後に「これがサッカー」だと話している。
 
「サッカー選手の人生ではこういうことがある。2点目を決めていたら、違う試合になっていただろう。相手の守護神が2、3度セーブした」
 
 そのうえで、ジダンは「選手たちは全力を尽くした」と、自身の責任だと認めた。
 
「監督はわたしだ。責任はわたし。わたしが責任者だ。相手は3部チーム、われわれは勝たなければいけなかった。だが、恥ではない」
 
 スーペル・コパ準決勝でアスレティック・ビルバオに屈したのに続く屈辱で、指揮官のクビは危うくなっている。ジダンは「わたしは冷静だ。今後数日で何があるかをみよう」と述べている。
 
「難しい時期だ。だが、ここで狂うことはない。考え、仕事を継続していく」
 
「選手から支持されていると思うが、それは選手に聞くべきだ。われわれは同じ船にいる。わたしも選手たちも負けるのは好きじゃない。これからはリーガとチャンピオンズ・リーグ(CL)に集中だ」
 
【動画】マドリーが衝撃の敗戦!アルコヤーノ戦のハイライト
 ただ、サポーターの怒りは計り知れない。スペイン紙『Marca』のアンケートで、39%のファンが3部相手のコパ敗退として最悪と答えた。2009-10シーズンのアルコルコン戦(45%)に続く数字だ。
 
 主な責任については、37%が「スカッド構成」、32%が「選手」、31%が「ジダン」と分かれたが、「ジダン時代の終焉か」との問いには、73%が「イエス」と回答。さらに、退任の仕方についても、「辞任」が66%と、「クラブが解任」の34%を上回っている。
 
 仮に監督交代になった場合、ジダンの後を継ぐのが容易でないことは確かだろう。ファンが適任と考える指揮官は、レジェンドのラウール・ゴンサレスだ。
 
 ラウール、ミランやユベントスを率いたマッシミリアーノ・アッレーグリ、そして「その他」を選択肢に用意したMarca紙の質問に、ユーザーの43%がラウールと回答。「その他」の31%、「アッレーグリ」の26%を引き離した。
 
いずれにしても、まずは現体制の今後が注目される。CLで3連覇という前人未到の偉業を成し遂げ、一度は去りながらも戻ってきたジダンの第2次政権に、終止符は打たれるのだろうか。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部