Jリーグは1月28日、2021年度の第1回理事会を開催。その後にオンライン上でメディアブリーフィングを行なった。

 新シーズンでもコロナ禍で昨季取り入れられた特別ルールが引き続き採用された。交代枠は5人を継続。交代回数はハーフタイムを除き3回までとなる。飲水タイムも引き続き設けられるが、昨季は雪のなかでの試合開催もあるなど気候によっても必要性が大きく異なるため、両チームの合意のうえで飲水タイムを設けないことも可能となった。

 またルヴァンカップでのU-21先発出場ルールも適用しないことが決定している。

 コロナ禍のなかで試合中止など難しい対応に迫られた昨季のJリーグ。未だに終息をみないコロナウイルスの脅威に対して、中止となった場合の試合の取り扱いも詳細に決められた。

 Jリーグの黒田卓志フットボール本部長は、「各試合のエントリー基準は13名以上(エントリーの下限を13人としており、必ずGK1名を含むもの)。エントリーできない場合は中止となります。中止した場合はまず代替日を最優先で探す。しかし、それも取れない場合はみなし開催として、責のあるチームの0−3の敗戦」とした。

 シーズン序盤では代替開催に余裕があるものの、終盤戦になればなるほど、また急なスタジアム確保が困難などの事由も出てくることが想定され、荒天などの影響で不可抗力で中止となった場合は0-0の引き分け。一方のチームがエントリー人数が揃わないなどの責ある事由で中止となった場合は、帰責性あるチームが0−3で敗戦。両チームの場合は双方のチームが0−3での敗戦扱いになるという。
 
 2月20日に予定されている新シーズン開幕を告げるフジゼロックス・スーパーカップは、3日前までに出場する川崎フロンターレ、ガンバ大阪に出場不可な理由が出た場合、昨季3位の名古屋グランパス、4位のセレッソ大阪が当該チームに代わって出場。さらに3日前の正午以降に出場が不可となった場合は試合中止に。大会不成立となり賞金なども支払われないという。

 昨季は代替日開催となったルヴァンカップ決勝については、代替開催が出来なかった場合、不可抗力時は両チームが優勝。両チーム出場不可の場合は双方が準優勝。一方に責がある場合は帰責性の無いチームが優勝、もう一方が準優勝となる。

 Jリーグの村井満チェアマンは「昨年は想定することがことごとく覆されてきた。今シーズンも想定通りにいけるか分かりませんが、クラブとフレキシブルに意見交換、意志決定ができるようになった」と各クラブに感謝を表明。

 また、「世界的に見ても観客を入れて試合開催が出来ているというのは稀なこと。これもひとえにサポーターの皆さまの協力があったおかげです」とし、「気を緩めることなく無事シーズンを終えられるよう、コロナ対策もこれまで以上に邁進していきます」と意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部