史上最高のひとりである大エースを、なんとしてでも説得すべきなのか。それともいち早く換金すべきだったのか――。バルセロナにおけるリオネル・メッシの処遇を巡っては、様々な意見がある。

 昨夏に移籍を志願したメッシは、最終的に残留を決断したものの、現行契約が今シーズンいっぱいとなっているため、来シーズンに向けて他クラブと自由に交渉することも可能な状況にある。

 会長選が3月に延期されたバルサが、メッシを慰留するのか否かは大きく注目されている。そんななかで、OBであるリバウドは、今のような状況に陥る前にメッシを放出すべきだったと持論を展開した。

 自身が広告塔ともなっている『Betfair』のコラムで、元ブラジル代表の10番は、「パンデミック前からバルセロナは財政状態が良くなかったが、昨年でさらにひどくなった。加えて不可避のメッシ退団だ。クラブは収入を増やすために、重要な選手たちを売る必要がある」と主張した。

「かつてレアル・マドリーが1億ユーロ(約125億円)でクリスチアーノ・ロナウドを売ったように、メッシを契約中に売らなかったのは、バルサ上層部の過ちだ。多くの財政問題の中、あれほどの才能を持った貴重な選手がフリーでバルサを去るのを見るのは悲しい」

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 さらにリバウドは、「可能性のある移籍を考えると、コウチーニョの時間は終わりを迎えつつあると思う」と、メッシが退団を決意しても売却して資金を得られないバルサが、フィリッペ・コウチーニョを手放すことになると予想した。

「イングランドには彼を称賛する人たちがいる。バルセロナは彼の売却で良い収入を得られるかもしれない。そうすれば、ウスマンヌ・デンベレとアントワーヌ・グリエーズマンのような選手たちをとどめることができる」

 スペインではリバプール時代に見せていた輝きを見せられていないコウチーニョだが、リバウドは「プレミアリーグではより良い時期があったから、関心を寄せ、かなりの額を支払う用意があるクラブもあるはずと確信している」と、こう続けた。

「いずれにしても、リバプールにバルセロナが支払った金額ほどではないだろうけどね!」

 リバウドが予言通りにバルサはメッシとコウチーニョを手放すことになるのか。会長選の行方とともに、スペイン・サッカー界の巨星が下す決断から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部