現地時間1月31日に開催されたプレミアリーグ第21節で、南野拓実が所属するリバプールは、敵地に乗り込んでウェストハムと対戦した。

 リーグ戦では5試合ぶりとなる勝利を挙げた前節のトッテナム戦から中2日で今節を迎えたリバプールはスタメンを変更。サディオ・マネとフィルミーノが負傷離脱と蓄積疲労で外れ、代役にはオリギとシャキリを抜擢。注目された南野は、リバプールに詳しいピアース記者が『The Athletic』で語った情報によれば、「戦術的な都合。ボックス内での高さと強さが優先された」ために7試合連続でベンチスタートとなった。

 立ち上がりから両者は明確な構図を見せる。鋭いパスワークで主導権を握ったリバプールに対し、自陣に引いたウェストハムが堅固な守備ブロックを形成して応戦。互いに一歩も譲らないにらみ合いの様相が続いた。

 相手の守備網を攻めあぐねたレッズは、44分にようやくビッグチャンスを迎える。ファイナルサードに侵入したチアゴが絶妙なパスを敵エリア内に供給すると、反応したオリギが滑り込みながら合わせたが、シュートは惜しくも枠を外れた。

 スコアレスで迎えた後半、前半に巧みな攻撃を繰り出せなかったリバプールは、チアゴとシャキリを2シャドー気味に配置する布陣変更を施すと、矢継ぎ早にチャンスを創出する。48分にサラーが、その1分後にはオリギが、それぞれ決定的なシュートを放って相手ゴールを脅かした。

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 ここで一気に攻勢を強めたリバプールはようやく均衡を破る。57分、右サイドから敵エリア内に持ち込んだサラーが、相手DFに囲まれながらも針の穴を通すようなコントロールショットをゴール左隅へ突き刺した。

 レジェンドのイアン・ラッシュ以来となるサラーの公式戦4シーズン連続20ゴール目で先手を取ったリバプールは、ビハインドを背負って前掛かりになるウェストハムに危なげなく応戦。そして、電光石火のカウンターを炸裂させる。

 68分、自陣からアレクサンダー=アーノルドが敵陣の左サイドへロングパスを供給。これに抜け出したシャキリがダイレクトで敵エリア内に絶妙なロブパスを送り込むと、フリーで駆け込んできていたサラーが冷静にチップシュートを決めてみせた。

 十八番の“超高速カウンター”から加点したリバプールは、その後、前線に人を増やしてパワープレーに転じたウェストハムを巧みにいなすと、84分に華麗なパスワークから敵守備陣を切り崩したフィルミーノのラストパスをヴァイナルダムがねじ込んで試合を決定づけた。

 試合終了間際の86分にCKからドーソンに決められて1点を返されたリバプールだったが、結局、3-1で逃げ切った。

 得点力不足が指摘されるなかで前節のトッテナム戦に続く3得点を決めたリバプール。ようやくエンジンが温まってきた感のある王者は、この勢いを今月8日に迎えるマンチェスター・シティとの大一番まで持続させることができるのか。2試合連続で出場機会を得られなかった南野の起用法も含めて注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部