出場機会を求めてやってきたサムライ戦士への期待が高まっている。

 現地時間2月2日、リバプールは日本代表FWの南野拓実が、サウサンプトンに今シーズン終了までのレンタルで移籍することを発表した。複数の英国メディアによれば、買取オプションは付帯しないという。

 獲得に際して、「重要なのは、我々にふさわしいプレーヤーのプロファイルを持っていることだ。これにより、大事な時にチームに深みをもたらしてくれる」とコメントしたラルフ・ハーゼンヒュットル監督を筆頭に、南野の加入は小さくない期待を寄せられている。

 サウサンプトンの専門メディア『Saints Marching』は、「今のハーゼンヒュットルのチームの状況からしてエキサイティングな契約だ」と綴り、“贔屓クラブ”がやってのけた移籍期限ギリギリでの補強を称えた。

「ミナミノを獲得したことで、攻撃的なポジションであれば、あらゆる組み合わせが可能になる。彼はザルツブルクに在籍した5年間での199試合で64ゴール・44アシストを達成したことからも分かるように、ハーゼンヒュットルのチームで機能し、『ナンバー10』の役割として理想的な選択肢となるはずだ」

 かつて南野が所属したザルツブルクと同じレッドブルグループが所有し、同様のスタイルで戦うRBライプツィヒを率いた経験を持つハーゼンヒュットル監督のスタイルにフィットするとみるメディアは少なくない。

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 英サッカー専門誌『Four Four Two』は、今年1月の移籍市場における注目すべき5つの移籍劇をセレクトした特集記事で、南野のサウサンプトン入りをこう分析した。

「本人の勇敢な決断だったが、完全に理に適ったレンタルだと言える。新天地となる南海岸では、クロップと同じスタイルを採る勤勉な監督、ラルフ・ハーゼンヒュットルと協力していくことになる。ここでミナミノは、自らのプレースタイルを犠牲にすることなく、経験と自信を得ることができるだろう。

 リバプールでの31試合・4得点・2アシストという成績は、199試合で98得点を記録したザルツブルクでのそれとはかけ離れているが、この日本人にとって、ハーゼンヒュットル監督がかつての自分を取り戻すためのキーマンとなるかもしれない」

 今月2日に行なわれたマンチェスター・ユナイテッド戦で0-9と歴史的な大惨敗を喫したサウサンプトンは、現地時間2月6日に敵地でニューカッスルと対戦予定だ。果たして、この一戦で南野にチャンスは巡ってくるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部