現地時間2月7日に行なわれたプレミアリーグ第23節のマンチェスター・シティ戦で、リバプールは1-4で完敗した。優勝を争うライバルとの大一番で敗れ、勝点は10差となり、37年ぶりのトップリーグ連覇の夢は現実味が薄れている。

 1968年以来となるホーム3連敗を喫したチームに、苛立った表情を露わにしたユルゲン・クロップ監督は、「この先は4位以内の確保がメインターゲットとなるのは明らかだ。ただ、我々はすべてのことに挑戦していく」とタイトルレースからの後退と来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権の確保を目指すと明言した。

 苦心する王者だが、水面下では来シーズンに向けて動いている。地元紙『Liverpool Echo』は、リバプールがリーズに所属するブラジル人FWラフィーニャの獲得を目指すと報じた。

 昨夏の移籍市場の最終日にリーグ・アンの古豪レンヌから駆け込んだ24歳の技巧派アタッカーは、初挑戦となったプレミアの檜舞台でも能力を遺憾なく発揮している。レフティーながら右サイドからの仕掛けを得意としており、その能力はリーズを率いる智将ビエルサが、「彼を選んだのは正しかった。常に強力で、相手DFも目が離せないぐらいに恐れている」と絶賛するほどだ。

 リーズとは24年6月までの契約を締結したラフィーニャの引き抜きには、最低でも3000万ポンド(約42億円)が必要と見られており、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で財布のひもを固く締めているリバプール首脳陣が獲得に本腰を入れるかは不透明ではある。

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 だが、今シーズンに“9番”のロベルト・フィルミーノが蓄積疲労の影響からパフォーマンスが低下し、ディボック・オリギやジェルダン・シャキリなど控え組が心もとないチーム状況を考えれば、レッズが大枚を叩く可能性は小さくない。

 仮にラフィーニャ獲得へ動くとなれば、今月2日にサウサンプトンへローン移籍した南野への影響は避けられない。リバプールは、ここ最近の試合で引いた相手を攻めあぐねるシーンが散見しているだけに、打開力に長け、「スカウトたちが目を見張った存在だった(英誌『Four Four Two』)」というブラジル人FWが、重宝されるのも想像に難くない。

 いまだ噂の域を出ないが、その動向は今後も注視しておく必要がありそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部