新天地でキレのある動きを披露しているサムライ戦士は、他クラブの垂涎の的になっているようだ。

 現地時間2月14日、スペイン・メディア『La Razon』は、現在サウサンプトンに所属する日本代表FWの南野拓実の獲得に、セビージャが興味を示していると報じた。

 今月1日に幕を閉じた冬の移籍市場。そのデッドラインデーにリバプールからサウサンプトンへと駆け込んだのが南野だ。今シーズン終了時までのレンタル契約だが、競争の激しいレッズで満足にもらえていなかった出場機会を、「来てくれてよかった」と獲得を望んでいたラルフ・ハーゼンヒュットル監督が率いるチームに求めた。

 入団後は好調そのものだ。ニューカッスルとのデビュー戦ではいきなりゴールを決め、強烈なインパクトを残し、続くウォルバーハンプトン戦でも62分に交代を命じられるまで攻守に奔走した。

 ようやくイングランドの水に慣れてきた感もある南野。そんな26歳の引き抜きに興味を示しているのが、古豪セビージャだ。『La Razon』によれば、来る夏の移籍市場での補強ポイントに実績のあるウインガーを狙っており、目利きとして知られる敏腕SDモンチ氏が獲得に動き出しているという。
 
 さらに同メディアは、セビージャはエイバルにレンタル中のU-21スペイン代表FWのブライアン・ヒルを夏にバルセロナへ売却すべきかどうかを検討中で、南野の獲得はその交渉次第になるとも伝えている。

『La Razon』は、セビージャが南野獲得に「最低でも1000万ユーロ(約12億5000万円)は問題なく払うだろう」と伝えたうえで、こう続けた。

「ミナミノ獲得に1000万ユーロを喜んで支払うだろう。これはセビージャにとっては何の問題にもならない金額だ。また、バルセロナはブライアン・ヒルに3500万ユーロを出そうとしている。つまりタクミ・ミナミノがアンダルシア上陸に近づくかはモンチをはじめとするセビージャ首脳陣の決断次第になる。もしも、ブライアン・ヒルを売る場合には、多くの条項を組み込むことになるだろう。市場が再開するまでにはまだ長い道のりがあるが、セビージャは可能な限りのことをする」

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、サウサンプトンへ南野を貸し出した際に「本当はここに置いておきたかった」と明言しており、新シーズンに日本代表FWが戦力として組み込まれる可能性が小さくない。そうしたなかで噴出したセビージャへの移籍話は、果たして実現するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部