サッカー界には、契約合意が囁かれながら実現しなかった移籍が数多く存在する。

 かつてアーセナルを率きた百戦錬磨の名将アーセン・ヴェンゲルは、現在、パリ・サンジェルマンで“大活躍中”のフランス代表FWキリアン・エムバペを狙った秘話を明かした。

 現地時間2月16日に開催されたチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16の第1レグで、強敵バルセロナ相手に敵地カンプ・ノウでハットトリックをやってのけたエムバペ。モナコでブレイクし、2017年の夏にパリSGに移籍してから、すでに世界制覇(2018年のロシア・ワールドカップ)も経験している22歳の飛躍はとどまるところを知らない。

 そんな怪物FWについて、ヴェンゲルは自身が特別解説員を務めている『beIN Sports』で、「モナコとの契約を延長するか決めていなかったときに、私は彼の家に行ったんだ」と明かした。

「彼がタダ同然でアーセナルに来ることもあり得たんだ。どこのクラブもそういう歴史ばかりだろうけどね。ミラン、マンチェスター、アーセナル、チェルシー……こういう話は度のクラブにもよくあるものだよ」

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 事実、メガクラブは常にビッグネームや将来のビッグネーム候補に熱い視線を送っている。エムバペ以前には、クリスチアーノ・ロナウドやリオネル・メッシの獲得も目指していたというヴェンゲルは、「とくに彼(C・ロナウド)とは契約が非常に近づいていた。不運だったのは、(同胞の)カルロス・ケイロスがユナイテッドに加わり、1週間でファーガソンを説得したことだ」と話している。

「それから我々はメッシ、セスク・ファブレガス、ジェラール・ピケのトリオを望んだんだ。当時中盤でプレーしていたピケはユナイテッドに行くと決め、セスクはウチに加わった。そしてバルサはクレバーにメッシをとどめたんだ」

 もしも、メッシ、C・ロナウド、エムバペがアーセナルに移籍していたら、サッカーの歴史はどう変わっていただろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部