南野拓実が絶好調だ。現地時間2月20日に行なわれたプレミアリーグ第25節のチェルシー戦では巧みなフィニッシュワークからゴールを奪取し、これでサウサンプトンに移籍してから3戦2発と新天地でさらなる爆発の予感も漂わせている。

 ただし、そんな26歳の日本代表FWの先行きは不透明なままだ。今シーズン終了後には保有元のリバプールへレンタルバックするのだが、現在のようにコンスタントにチャンスを与えられる保証はない。

 新シーズンの状況は見えないが、興味深いニュースが舞い込んだ。現地時間2月21日、スペイン紙『La Razon』は、セビージャに所属するアルゼンチン代表FWのルーカス・オカンポス獲得に関心を抱いているリバプールが、その交渉に南野を含める可能性があると報じたのだ。

 プレミアリーグで首位マンチェスター・シティに勝点19差をつけられ、ユルゲン・クロップ監督が「4位争いがメインターゲットになる」と優勝争いからの離脱を明言するなど不振に陥っているリバプールは、今夏の移籍市場で大型補強に打って出ると言われている。

 一部では、ドルトムントのアーリング・ハーランドやパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペの獲得に動くとも見られているが、彼らはいずれも人気銘柄であり、他クラブとのマネーゲームになることは必至。そうなると資金力で劣るリバプールの劣勢が予想されている。

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 そうしたなかでクロップ監督をはじめとする首脳陣は、技巧派アタッカーとして存在感を強めているアルゼンチン代表MFを高評価。『La Razon』は、「オカンポスの価格を下げるためにミナミノを利用しようとしている」と伝えている。

 今月15日にセビージャ移籍の噂も囁かれていた南野だけに全くありえない話ではないはずだ。同紙によれば、オカンポスと24年6月までの契約を締結し、移籍金6500万ユーロ(約81億2500万円)を要求しているセビージャに対し、リバプールは「1000万ユーロ(約12億5000万円)の価値があると考えられているミナミノを交渉材料としたオファーを準備する可能性がある」という。

 もちろんサウサンプトンで好調を維持している南野の扱いをリバプールが改める可能性も小さくない。それだけに今後の動向はますます注目したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部